シンガポール/シンガポールのグルメ・レストラン・屋台

リトルヤンゴンでミャンマー料理を/シンガポール

多民族国家シンガポールで食べられる料理は本当に多彩! 日本ではなかなか見かけない、ミャンマー料理も食べられます。ご紹介するのは、地元メディアにも取り上げられている「インレーレストラン」。シンガポールのリトルヤンゴンと呼ばれているショッピングセンターの中にあり、本格的な味わいで人気です。清潔で、日本語対応ができる店員がいることもあり、安心して食べられるレストランです。

仲山 今日子

執筆者:仲山 今日子

シンガポールガイド

多民族国家ならでは、本場ミャンマーの味!

解説

清潔な店内


解説

地元メディアでも取り上げられる人気店

民族のるつぼのようなシンガポールでは、日本ではなかなか食べられない、珍しい料理が食べられるのも魅力のひとつ。
今回は、珍しいミャンマー料理をご紹介します。
場所は、MTRシティーホール駅から徒歩5分ほど、アクセスの良い場所にある、「リトルヤンゴン」こと、ペニンシュラプラザ。ミャンマーのものを扱うショップが揃ったショッピングモールなのですが、ぶらぶら歩くだけでも面白いです。ご紹介するのは、そのペニンシュラプラザにある本格的なミャンマー料理店です。
ペニンシュラプラザの地下にはレストランが並び、ふるさとの味を求めるミャンマー人で大にぎわい。どこにしようか迷ってしまいますが、ガイドのお勧めは「インレーレストラン」。レストランによっては、英語があまり通じない所もあって、ミャンマー文字で書かれたメニューは読み取れず、「指差しで注文したものの、結局何という料理を食べたのかわからない……」、なんてこともあったりしますが、こちらは英語のメニューがあり、そんな心配はご無用。お店の方の中には片言の日本語が出来る方がいたりして、安心して食べられます。

この日は、2人前のお勧めセットメニュー(34.99シンガポールドル)をチョイス。2種類のメインディッシュと、サイドディッシュ一品、デザート二品が選べ、シェアして食べられます。更に単品で、揚げたCatfish(ナマズ)のついたRoselle Leave Rice Salad(9シンガポールドル)を追加しました。


ミャンマー料理ってどんなお味?

解説

大きなシーバスがまるまる一尾。Seabass with Hot Sour Spicy Sauce


解説

ハイビスカスの葉がアクセント

まず登場したのは、単品で頼んだRoselle Leave Rice Salad。ライスサラダという名前ながら、オイルも使われているのでチャーハンのような印象で、食べやすかったです。Roselle Leaf はハイビスカスの葉だそうで、ほのかな酸味が、良いアクセントになっていました。横に添えられたナマズは、かなりしっかり揚がっていて、ちょっと固めながら、噛むほどに味が出てきます。

解説

油を多用するのがミャンマー料理の特徴とか

続いては、セットメニューから選んだ、メインディッシュ。一品目はポークカレーです。一見かなり辛そうですが、見た目ほどの辛さはありません。柔らかく煮込まれた豚肉がご飯によく合います。
そして、ガイドの一押しが、もう一品のメインディッシュ、シーバス(スズキの一種)を揚げたSeabass with Hot Sour Spicy Sauce。一尾まるまる揚げてあり、火加減が抜群。臭みのない身はふっくら、表面はぱりっと仕上がっています。尾までカリカリに揚がっているので、スナックのように食べられます。コリアンダーの葉が入ったスイートチリソースと合わせると、ビールにもぴったりの味わい。この日は頼みませんでしたが、こちらでは、異国情緒たっぷりの、ミャンマービールも味わえますよ。

解説

カリカリとした空豆が茶の葉と合います

サイドディッシュはPickled Tea Leaf Salad。全体的に甘酸っぱい味付けで、独特のコクのある茶の葉の味に、カリカリに揚がった空豆の香ばしさとニンニクの食欲をそそる香りが加わり、手が止まらない美味しさです。空豆がたっぷり入っているので、サラダと言いつつ、スナック感覚で食べられます。ちなみに、横に小さな青唐辛子が添えられていますが、小さいからと言って侮るなかれ。辛いものに自信がある人以外は、食べるとかなり口の中が危険な状態になりますので、ご注意を。
それから、もう一つのお勧めは、白米と一緒に出て来る干しエビのふりかけのようなもの。エビの旨味がぎゅっと凝縮していて、ご飯がすすみます。


ミャンマーの「別腹」デザートをご紹介

解説

左がShwe Yin Aye、右がHpa Luda


かなりお腹はいっぱいでも、別腹で食べられてしまうデザート。メニューは、フルーツサンデーや、シンガポールらしいアイスカチャン(マレー風かき氷)もあるのですが、ここはやはりミャンマーデザートを。
お店の一押しは、薔薇の香りのデザート、Hpa Luda と、ココナッツミルクたっぷりの、Shwe Yin Aye。
Hpa Ludaは、薔薇の香りの甘いシロップの中に、固めのカスタードプリン、タピオカ、仙草ゼリーというハーブ系のゼリーが入り、上にはバニラアイスクリームが乗っています。上のアイスクリームを溶かしながらいただくと、南国風のパフェというような印象で、お腹がいっぱいでも食べられてしまいます。Shwe Yin Ayeは、ミャンマーの伝統的なデザートで、ココナッツミルクの中にはタピオカ、パンダンゼリーなどのゼリー類の他に、食パンが入っているのがポイント。なぜ食パン? と思いつつも、ココナッツミルクに浸された食パンは、優しい味で、辛い食事の後にはほっとする味わいでした。
珍しいミャンマーの味、この機会に楽しんでみてはいかがでしょうか?

<DATA>
■Inle Restaurant
営業時間:11:00~22:00(無休)
住所:111 North Bridge Road, #B1-07 (A/B) Peninsula Plaza, Singapore 179098
TEL:+65 6333 5438
アクセス:MRTシティーホール駅から徒歩5分ほど
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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