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常に新しいステージへ向かう仮面ライダーの世界(3ページ目)

1971年のスタートから40年以上を経て、なお進化を見せる仮面ライダーの魅力を考えました。

竹本 道子

執筆者:竹本 道子

ドラマガイド

ライダーを演じる俳優たちの個性とイケメン度が凄い

オダギリジョー、水嶋ヒロ、佐藤健、瀬戸康史、福士蒼汰……。平成ライダーと言えば、イケメン俳優の登竜門的ドラマとして常に話題となりますが、じつは主人公でないライダーもイケメンでカッコイイことが多いのです。

『仮面ライダーアギト』では主人公の賀集利樹とともに、“仮面ライダーG3”と“G3-X”に変身する要潤が活躍。現在放送中の『仮面ライダードライブ』では、主人公を竹内涼真が、もう一人の“仮面ライダーマッハ”を稲葉友が演じています。

仮面ライダーを演じたイケメンの多くが、その後、本格派俳優として活躍することも少なくありません。彼らはなぜ、個性を発揮できるのはなぜでしょう。それはイケメンや話題性ということだけではなさそうです。『仮面ライダー』という作品は性別や年齢を問わず楽しめます。それだけに俳優に求められるものも多く、彼らは常に努力をしている。それが大きな糧となっているではないでしょうか。

ライダー俳優が活躍できる理由

1.姿勢がいい
常にカッコよさを求められるヒーローの姿勢が悪かったら話になりません。徹底的に姿勢を意識し、いい姿勢を身につけた印象があります。時代劇、社会派ドラマ、アクションドラマ、どれをとっても姿勢のよさは必要不可欠。ライダーたちのその後を後押ししているように思います。

2.コメディータッチもOK
ちょっと軽い雰囲気やユーモラスなシーンも多い『仮面ライダー』シリーズ。その空気感やセンスを自然と身につけているように思います。真面目、堅実、実直だけで会話が盛り上がらないようでは、ライダーは務まらないようです。

3.身体能力が高い
スピード感と緊張感あふれるアクションシーンも見せ場の一つ。映像の演出や音響効果で誤魔化さない本格的なアクションを彼らは身につけているはずです。身体(筋肉)の使い方やタフな雰囲気は後々生きるのでしょう。

4.コントロールするチカラ
長期にわたる撮影は早朝もあれば深夜もある。炎天下もあれば極寒もある。しかし彼らはその環境で演じ続けます。健康管理とメンタル管理が要求される長期撮影が俳優たちを強くたくましくし、俳優人生を支えるチカラを蓄えさせているのかもしれません。

 
『レッツゴー!!ライダーキック』を口ずさみながら、仮面ライダーがここまで進化するなんて誰が思ったことでしょう。しかし、今もなお仮面ライダーは練りに練られて制作され続けています。そして愛され続けています。その存在がなんだか誇らしく思えます。頑張れ!ぼくらの仮面ライダー!

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