今、気になる女優・田中道子インタビュー

田中道子

田中道子(たなか・みちこ) 1989年8月24日生まれ。静岡県出身。オスカープロモーション所属。ミス・ワールド2013日本代表。「ドクターX~外科医・大門未知子~」で白水里果役として女優デビュー


ミス・ワールド2013日本代表に選出されるなどモデルとして活躍し、今年から「女優宣言」した田中道子が、米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」第4シーズン(テレビ朝日系・木曜21時~)で女優デビューを果たした。

彼女が演じるのは、天才女性外科医・大門未知子の宿敵で、東帝大学病院病院長の蛭間重勝(西田敏行)の秘書・白水里果。表向きは蛭間に忠実に尽くす才色兼備な女性だが、実は金とステイタスが大好きで、蛭間を手玉に取る“魔性の女”だという。

初回視聴率20%超えの人気シリーズへの抜擢で注目度は急上昇中だが、はたして田中道子とはどんな女優なのか。ドラマでの役柄とは一味違う、彼女の素顔に迫った。

ドラマで演じる“魔性の女”とは別人?「実はゲーム好きです」

――「ドクターX」を観て田中さんが気になったという方に、どういう人なのかを知っていただきたいと思っています。まずは小さい頃の話から伺いたいのですが。

「育ったところはイノシシが出ちゃうぐらいの田舎で(笑)。小さいころは野原を駆け回ったりしていました。身体を動かすのが好きだったので、スポーツしたり、屋根裏に上って星を観たり。自然と触れ合うことが好きでした」

――プロフィールには静岡県出身とありますが、そんなに田舎でしたっけ?

「雪が降ると中学校に行けなかったり、クマが出たから学校が休みとか、そんな場所で(笑)。遊ぶ場所といったら山か公園。本当に何もなかったです。小さい頃から楽器を習っていたので、吹奏楽の友達と山にいって練習しに行ったり。その一方で、家の中では漫画を読んだり、アニメを見たり、テレビゲームをやったりしていました。ゲームは寝る間を惜しんでやっていましたね。今でも大好きなんですが。とくに大好きなのはファイナルファンタジーシリーズ。オンライン以外はすべてやっています」

――もしかしてゲーマーですか?

「そうですね。兄の影響が大きかったと思います。ずっと一緒にいたので、男らしい趣味になってしまった(笑)。高校生になって、ようやくファッションや美容に興味を持つようになりました。高校に入ってから友達からスタイルを褒められるようになって……それまでは自分の見た目とか気にしたことがなくて、かなり驚いたのを覚えています」
田中道子

 

――高校生のころからモデルになりたいと?

「その頃はまったく考えていませんでした! 高校の時もやっぱりゲームの影響があったのか、絵を描くのが好きで、よくファイナルファンタジーの背景を描いていました。キャラクターデザインをされている天野喜孝さんの絵を真似したり、背景を絵の具で塗って描いたり。大学は建築学科を専攻して、土地開発ができる建築コースに進んだので、卒業後は就職するつもりで、資格も取って建築やデザインの道に進もうと思っていました」

――それなのに、まさかのミス・ワールド日本代表に!

「モデルを目指したのは、一番は周りの方に勧められたことが大きいです。なんでも興味を示すタイプだったので、とにかく挑戦してみたいという思いからですね。両親にはミス・ワールドに出場するって相談した時は反対されましたし、父とケンカもしました……。でも、出場が決まった瞬間に一番喜んでいたのは父で。出場することを母や祖母に電話で報告したら『もう、お父さんから聞いたよ』って(笑)。ずっとチェックしてくれていたんですね。そこで父が喜んでくれていたのを知りました」

――いい話ですね。

「本当に嬉しかったですね。今でも父が一番応援してくれています(笑)」

美の秘訣は「1日1食、しかも夜だけ」

――ミス・ワールドならではの田中さん独自の美容法はありますか?

「独自かはわからないんですけど、“ながら”美容法をやっています。何かをしながら、マッサージをしたり。元々、ズボラな性格なんで、時間を有効に使いたいんですよ。例えばドライヤーをかける時は、ドライヤーしながらパックをして、スクワットもするとか。歯磨きをしながらリンパを流すとか。つま先立ちをしながら料理をするとか。マッサージだけに30分も時間をかけるのはもったいないなって思っちゃうんです。美は1日してならずじゃないですけど、座っている時も腹筋や背筋を気にして座っていますね」

――食事の管理は?

「ちょっと変わっているねって言われるんですけど、私、1日1食なんですよ。しかも夜だけしか食べない。朝、昼は飲み物だけ飲んでいます」

――ダイエットというと、夕食を抜く人の多いような気がします。

「こういうお仕事をしていると、1日の予定が不規則になりがちなので。だから私の場合、夜だけ食べるようにしているんです。でも、そんな遅い時間には食べないですよ。もちろんお肉、魚、野菜中心なんですけど、お酒も飲みます。絶対に食べないっていうわけじゃなく、仕事でお弁当を出していただいた時はもちろん食べます。でも、基本的に自分で用意する場合は夜だけですね」

――1日1食だと、さすがにお腹が空きそうですね。

「お腹が空いた時のために、ブロッコリーをひと口サイズに切って、パックに入れて持ち歩いています。ブロッコリーってすごくいいんですよ。ビタミンCが豊富で、レモンよりも多く、筋肉を作ってくれるみたいで。それと食べれば食べるほど、摂取カロリーより消費カロリーのほうが多いとも言われていて。カレー屋さんで、ご飯をブロッコリーにしているところがあるぐらい、身体にすごくいいんです。ためしてみてください」

――ミス・ワールドにおすすめされると説得力がありますね。

「以前は甘いものもよく食べていたんですが、ミス・ワールドに出てから食事の好みがガラッと変わりました。バランスよく野菜、お肉、お魚を取るようにしたら、体調や肌の調子も良くなって。ライフスタイルがガラッと変わったことで、人生も変わった気がします」
田中道子

 

――今はドラマ撮影の真っ最中だと思いますが、お休みの日はどうされていますか?

「ジムに行って汗をかいて、冬だと岩盤浴に行って汗をかいて、とにかく汗をかいています。もし連休があったら、スキューバーや登山にいったり、ちょっとしたハイキングにいったりしますね。もっと休みがあったらゲームもしたいですけど(笑)。最近は女優の勉強もかねて映画も観ています」

――映画といえば、以前、別のインタビューで「レオナルド・ディカプリオが好き」と話していました。

「かっこいい!(笑)。ベタですけど、小学校のころに『タイタニック』を観て、かっこいいと思ったんです。甘い笑顔がいいんですよー。あとはアルパチーノとか渋い俳優さんも好きですね」

――好きな男性のタイプは?

「年上の渋い方とかが好きですね。ディカプリオとはちょっと違いますけど」

初めてのドラマは「自分なりの愛人像を作り上げました」

田中道子

 

――今回、「ドクターX~外科医・大門未知子~」で女優デビューとなりますが、演技はもともとやりたかったんですか?

「今の事務所に所属した時から演技のレッスンは受けていました。でも私自身、モデル業でやっていくつもりだったので、『女優になってドラマに出るぞ!』って思い始めたのはここ2年ぐらいです。それまでは演技をしたことがなかったので、うまくできないことに苦手意識があって、演技することが怖かったんです。演技指導の先生が話していることもわからなかったですから」

――でも、次第に意識の変化が?

「演技レッスンを2年ぐらいやらせていただいて、3年目ぐらいから映画やドラマの見方が変わってきました。『私だったらこうしたい』と、先生と議論できるようになってきて。それから演技することが楽しくなってきました」

――初めてのドラマ現場はどうですか?

「現場に行くまでは気持ち悪くて……ホント緊張しました。でも実際、撮影現場に立ったらスイッチが入って、周りの目とかも気にならずにできました。自分としてはホッとしましたね。アガってしまい、何もしゃべれないという最悪のパターンも想像していたので。今は演技することがホントに楽しいですね。西田敏行さん演じる蛭間重勝の秘書の役として、西田さんの演技を隣で観られるのはホントに幸せです。」

――西田さんとはどんな会話を?

「ドラマ出演が決まった時は、すごくプレッシャーを感じていて、寝られない夜もあったんですけど、初めて西田さんにお会いした時に『楽しんでやりましょうね』って声をかけてくださったんです。それが泣くほど嬉しくて……。今でも背負い込んだ時には、西田さんの言葉を思い出して『楽しんでやろう』って言い聞かせています。楽しんだ者勝ちかなって」

――今回は愛人という難しそうな役です。

「すごくやりがいがあるというか、個性的な役をやらせていただいて、おもしろいですね。シリアスなシーンよりもコメディなシーンが多いので、けっこう好きなようにやってもOKと言われることが多いんです。今回、私がもしも愛人だったらどうなるんだろうと想像力を働かせました。いろいろなアイデアを出しながら自分になりの愛人像を作り上げました。違う自分になれる瞬間は脳がリセットされる感覚で。説明しづらいんですけど……スタート!ってなった時にスイッチが変わるんですよ」

――今後、どんな役柄を演じてみたいですか?

「ずっとアクション映画が好きなのでいつか出てみたいって想いはあります。最近だと、ヒューマンドラマや漫画の実写化にも出てみたくて……欲張りですね」

――では、女優として将来については?

「等身大で、肩の力が抜けた女優さんになりたいなって漠然とした理想像はありますが、大きな目標はこれから出てくるのかなって思っています。今年27歳になって、これから30代、40代と歳を重ねていった時にそうなれたらいいですね。元々、私は完璧主義だったり、自分にプレッシャーをかけたりしてきたタイプなんですけど、30代、40代は肩肘を張らない、見栄を張らない、強がったりもしない、そういう自然体でいられる女性になっていきたいです」

――「ドクターX」への出演でファンも増えそうです。

「今回が女優デビューとなりますが、ぜひ『ドクターX』は観ていただきたいです。個性的な役なので視聴者の方から『あー、あの子ね』って思われるような演技をしたいですし、『ほんとにイヤなやつだなー』って思われたら嬉しいですね(笑)。その上で、普段の私とのギャップも知っていただければと思っています」
田中道子

 

取材・文/林 将勝
撮影/泉 三郎

■Info
田中道子オフィシャルブログ
「ドクターX~外科医・大門未知子」公式サイト



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。