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常に新しいステージへ向かう仮面ライダーの世界

1971年のスタートから40年以上を経て、なお進化を見せる仮面ライダーの魅力を考えました。

竹本 道子

執筆者:竹本 道子

ドラマガイド

石ノ森章太郎(1938年~1998年)原作の『仮面ライダー』は1971年のスタートから40年以上を経て、映画、漫画、小説、舞台と展開。その世界は進化し続けています。年齢や性別を越えて語られる『仮面ライダー』シリーズについて考えてみました。


あらゆる世代を魅了する『仮面ライダー』シリーズ

ちびっ子にとってはかっこいいヒーロー、マネしてみたり変身グッズをそろえたりのライダーですが、女性にとってはイケメンの宝庫、大人の男性にとっては特異な世界観を堪能できるドラマと言えます。

また、初代ライダーからの変遷を追う中高年やオートバイを語るグループもいたりして、見方によっては『仮面ライダー』シリーズは国民的ドラマとも呼べそうです。

■『仮面ライダー』シリーズは1年をかけて闘う
ドラマは1クール(10週間~12週間)の放送が一般的。しかし『仮面ライダー』シリーズは48週から50週くらいを費やす長期間放送です。何もかもが時短優先の時代に、ほぼ1年放送されること。その1年をちびっ子から大人世代までがずっと応援することは驚くべきことです。そしてなんだかちょっと嬉しくなります。

■時代性の強い『仮面ライダー』シリーズ
「ヘンシンッ」の声はあっさり、映像はスペクタクル

かつて戦闘もののヒーローは熱血タイプが主流でした。変身時も技登場時も大々的に声をあげていたものです。しかし、最近のライダーは「へ~んしぃ~ん!!」ではなく「ヘンシンッ!」とサラッと言い放ちます。雄叫びはないものの「ヘンシンッ!」の小さな声で、みるみるうちに正義の味方仮面ライダーへ変化を遂げます。

かつては、死神博士や地獄大使、ショッカーが織りなすおどろおどろしさや、溶け落ちるタイトルが子ども心に印象的で、怖いもの見たさで『仮面ライダー』を鑑賞していました。しかし、今はカッコイイ(イケメン度だけでなくアクションや映像も含め)を感じたくて『仮面ライダー』シリーズを見ています。スピード感やファッション性などスタイリッシュな映像も魅力ですが、気合いや熱血だけではなく、リアルな迫力を優先させたアクションも見応えがあります。

また、注目のアーティストを積極的に起用するのも『仮面ライダー』シリーズならでは。『仮面ライダー555』はISSA、『仮面ライダーウィザード』は鬼龍院翔、『仮面ライダーオーズ/000』は大黒摩季、『仮面ライダーディケイド』はGacktなど実力派のアーティストが『仮面ライダー』シリーズを盛り上げます。


 

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