その2 現地の出入国関連法規に目を通しましょう。
何も英文の難解な条文を読む必要なんてありません。ガイドブックにも重要な事項は載っていますし、そういう情報を軽視しているガイドブックは信頼に足るとは思えません。上述の海外安全ホームページにも概要が記載されています。それでも、こういう情報って目にしない人が多いんですよね、本当に……
シンガポールへのたばこの持ち込みは要注意!
これを知らずにシンガポールの税関で抜き打ちチェックを受けてマイルドセブンを発見され、高額の罰金を支払う羽目になる人は多いのです。
日本に帰国した時に税関があるのは海外旅行へ行ったことのある人なら誰でもご存知だと思いますが、稀に税関は日本帰国時だけのものと勘違いしている人もいるようです。一人一人対面式でチェックする日本の税関は世界でも指折りの厳しさであるために、事実上フリーパスで通れてしまうことも多い諸外国の税関は「税関」という認識がないのかもしれません。
悪魔の“白い粉”に手を出して人生を棒に振った人は多い……
ささいな好奇心の代償はあまりにも大きいですよ!
信頼度が高い日本のパスポートといえども注意は必要
どこの国であっても、高額な罰金や再入国禁止などの行政処分が待っていますよ!
ワシントン条約は絶滅危惧種を護るための国際的な取り決め
さらに注意が必要なのが、この規制の対象が生きている個体のみならず、生きていない個体、または「体の一部」であってもその対象になるということです。つまり、「ウミガメの剥製」や「象牙の印鑑」などが典型的な例です。また、漢方薬の購入にも注意が必要です。
意外と身近なあなたのペットも規制の対象かも…(写真はイメージです)
ワニ革のハンドバックを海外旅行に持っていったりしていませんか?それ、密輸かもしれませんよ!
税関HPのワシントン条約のページはこちら
経済産業省HPのワシントン条約のページはこちら
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