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2015年2月のオススメ展覧会・美術展(5ページ目)

東京都美術館(上野)の新印象派―光と色のドラマ、東洋文庫ミュージアム(駒込)のもっと知りたい!「イスラーム展」、原美術館(品川)の「蜷川実花:Self-image」 、世田谷文学館(芦花公園)の岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ、MOA美術館(静岡県)の尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」を紹介します。

浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド

琳派と現代美術のみごとな邂逅
MOA美術館(静岡県):尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」

国宝undefined 紅白梅図屏風undefined尾形光琳 江戸時代 undefined18 世紀 undefinedMOA 美術館蔵

国宝  紅白梅図屏風 尾形光琳 江戸時代  18 世紀  MOA 美術館蔵

本阿弥光悦や俵屋宗達に端を発するとされている、琳派。この琳派をさらにを発展させた一人が、尾形光琳です。大胆な意匠性と装飾性を持った彼の作品は、後の芸術に、現在に至るまで多大な影響を与えています。2015年は彼の300年忌。光琳100年忌にあたる文化12年(1815)は、酒井抱一が、200年忌にあたる大正4年(1915)には、三越呉服店がそれぞれ彼を回顧する展覧会を開いたそう。

そして! 300年忌にあたる今年は、緒方光琳の国宝「燕子花図屏風」を持つ根津美術館、そして国宝「紅白梅図屏風」を所蔵するMOA美術館がそれぞれテーマを変えて特別展を開催します。



美しい旗undefined会田誠undefined平成7年(1995)undefined高橋コレクション蔵undefined  ?AIDA Makoto  Courtesy Mizuma Art Gallery

美しい旗 会田誠 平成7年(1995) 高橋コレクション蔵  ?AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery

MOA美術館のテーマは、尾形光琳が後世に与えた影響。《燕子花図屏風》や国宝《紅白梅図屏風》のふたつの国宝の揃い踏みのみならず、光琳の死後300年後に活躍する会田誠や杉本博司、須田悦弘などの作品も展示し、彼の作品がどのように受容され、現在に生きているかを見ていきます。

《燕子花図屏風》や《紅白梅図屏風》2点が同じ場所で見られるのは56年ぶり。これだけでも豪華なのに、人気の作品もあわせて見られるという貴重な機会。梅が満開の熱海にぜひ足をお運びください!


■展覧会DATA
展覧会名称:尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」
会場:MOA美術館
会期:2月4日(水) ~3 月3日(火)
開館時間:9:30~16:30
※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中は休まず開館
Web: http://www.moaart.or.jp/

以上、2月のおすすめ展覧会でした!
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