懐かしい日本の風情が残る街・浅草
懐かしい日本の風情が残る街として、日本人はもとより、外国人観光客にも人気の浅草。『雷門』からスタートし、グルメやお土産物探しを楽しみながら、風情あふれる街並みが残る「観音裏」界隈まで歩く、半日コースを楽しみます。
案内役は、観光人力車『えびす屋雷門』の井上さん。鎌倉、浅草を中心に、車夫歴10年というベテランです。
『雷門』からスタート! まずは、名物の甘味をいただきます
井上さんとは、浅草のシンボル『雷門』前で待ち合わせしました。「まずは、この大提灯、下から見てみて下さい。」といわれ、有名な「雷門」と書かれた大きな提灯を下からのぞいてみると、なんと龍の絵が彫られていました。
大提灯の下部には、龍の絵柄が彫られています
こういうのは、詳しい人と一緒じゃないとなかなか気づかないし、発見すると、すごく得した気分になりますね!
平日にもかかわらず、にぎわう仲見世
『雷門』から浅草寺(せんそうじ)へと続く、『仲見世』は、江戸時代初期にできた日本で最も古い商店街といわれます。平日だというのに、大変なにぎわい。
『仲見世』から一歩路地に入ったところに、井上さんオススメの甘味処があるというので、立ち寄ってみることに。お店の名前は、『梅園』さん。
江戸時代末の創業という老舗『梅園』
創業は、江戸時代末の安政元(1854)年という老舗。当時、浅草寺の別院・梅園院(ばいおんいん)の一隅に茶屋を開いたのがはじまりで、お店の名前も、そこから来ているのだそうです。
『梅園』の「あわぜんざい」
こちらの名物は、昔より変わらぬ味を守るという「あわぜんざい」。
「餅きび」を使った舌触りの良い餅を、たっぷりのこしあんと一緒にいただく、なんとも贅沢な甘味です。
お値段が、777円(税込み)というのも、縁起が良さそうですね。
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■浅草 梅園 ホームページ
http://www.asakusa-umezono.co.jp/
ここは外せない! ベスト撮影スポット
にぎわう『仲見世』を抜け、宝蔵門をくぐり、浅草寺をお参りします。「浅草の観音様」として親しまれる浅草寺、その歴史は驚くほど古く、飛鳥時代にまで遡るといわれます。
浅草寺境内で、浅草寺の五重塔とスカイツリーを一緒に見ることができる場所があるというので、案内してもらうことに。
浅草寺五重塔と東京スカイツリー
本堂に向かって、左手へ歩いて行くと、伝統的な塔と新しい時代の塔、並び立つ2つの塔を同時に見ることができる場所がありました。
次のページでは、お土産を探した後、浅草らしいお鍋をいただきます。