株式会社リクルート住まいカンパニーの実施した「賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」によれば、お部屋探しの為に訪問する不動産会社の店舗数は年々減少しているそうです。
平均店舗数は調査開始以降最少となる1.7店舗という結果となり、1店舗しか訪問していないという回答も、平成22年度以降初めて50%を超えました。

この結果は、複数の不動産会社を訪問するという昔ながらのお部屋探しの方法が減少傾向にあることを意味しています。
今後は、店舗スタッフの営業力のみに頼るのではなく、入居希望者のニーズの変化に合わせた募集活動が必要になります。

不動産ポータルサイトで今後欲しい情報

不動産のポータルサイトは年々情報が充実しており、お部屋についての多くの情報を得ることが可能です。
その為、ほとんどの入居希望者はポータルサイトで物件を絞った上で店舗を訪れることになりますが、事前に得られる情報が多ければ多いほど、多くの店舗を訪問して情報を引き出す意味は薄れ、これが訪問店舗数の減少という結果に繋がっているものと考えられます。

なお、インターネットで事前に多くの情報を得たいという入居希望者からのニーズは依然として高いものとなっています。
先述した「賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」では、「物件の情報を写真20点と共に見ることが出来る不動産検索サイトがあると仮定し、今後更に情報を増やしていくとした場合、あると嬉しい情報は何か」という質問も設けられています。
その結果、「内見しているかのような内覧動画がある」が45.2%と最も高い人気を集め、続いて「周辺環境の写真が多い」が29.6%、「気になった物件の同一建物内の他募集中の部屋情報」が22.8%という結果となりました。
高まる入居者からのニーズのレベル

不動産ポータルサイトで今後欲しい情報

このようなニーズを受け、今後、不動産のポータルサイトも更に内容が充実していくことになるでしょう。
空室対策を考えるのであれば、家主さん側も入居希望者のニーズの変化に合わせた募集活動が必要であり、入居希望者に対し、より多くの情報を発信する努力が求められます。

今後は「管理会社選び」がより重要なテーマに

不動産ポータルサイトに多くの情報を掲載することは、当然ながら手間のかかる作業となりますが、中には、その作業を嫌い、物件の写真や詳細情報の掲載を怠る管理会社も存在します。
そのような管理会社は、「事前に多くの情報を知りたい」という入居希望者のニーズを満たしているとは言えず、入居の機会を逃してしまうことになりかねません。

なお、管理会社がしっかりと仕事をしてくれているかどうかは、オーナーさん自身でチェックする必要があります。
ポータルサイトを検索し、「テレビモニター付きインターホンや防犯カメラなどの設備情報は確実に全て記載してあるか?」「写真は多数掲載しているか?」など、物件の魅力を最大限に発信できているかを確認するのです。
十分な情報が掲載できていないようであれば、管理会社に連絡し、すぐに対応してもらうよう伝えましょう。
もし、対応が遅かったり、不誠実な対応をされるようであれば、管理会社の変更も検討するべきです。

ポータルサイトはこれからも更に進化して行くことになるでしょう。
今後は、手間のかかる作業も責任をもって対応してくれる誠実な管理会社を選ぶことが、今まで以上に重要なテーマとなってきます。





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