ケニア/ケニアの基礎情報

ケニアの物価と旅の予算

「アフリカは物価が安い」と思っていませんか?確かに間違いはありませんが、それは物によりけり。ケニアの庶民生活の物価と旅行に関わる物の値段には違いがあるのです。ケニアの日常生活の物価と、旅行施設等に関する物価を説明します。

執筆者:武田 ちょっこ

ケニアの通貨

shiling

ケニアの紙幣は1000ksh、500 ksh、200 ksh、100 ksh、50 ksh、コインは40 ksh、20 ksh、10 ksh、5 ksh、1 ksh 

ケニアの通貨単位はシリングで、kshと表記します。100シリングなら100ksh。kはケニアの略です。タンザニアのシリングはtshと書きます。両替は銀行か町の両替所、ホテルなどででき、米ドルが最も流通していて便利です。ユーロ、ポンドも両替できますが、日本円を受け付けてくれるところは少なく、レートも悪いようです。

※ 1ksh=1.28円(2015年2月2日)

パックツアー参加の場合、現地で必要な予算は?

souvenir

黒檀製の置物。ロッジ内の土産物屋や移動中に立ち寄る土産物屋の値段はかなり高め。青空市場だと値段交渉ができます

サファリ旅行はアフリカの広大な草原を巡る旅です。草原にはもちろん通勤電車などの交通機関もレストランもないので、旅行中、個人で出歩いて食事をしたり観光することは、ほとんどありません。そのため日本発のパックツアーは、全食事込みで値段が設定されていると思います。つまりパックツアーで行くのであれば、旅先で食費や交通費などを心配することはなく、旅行中に必要なお金はビールなど飲み物、ミネラルウオーター、チップ、お土産、オプショナルツアー代ぐらいです。あとは個人の好みで必要な買い物の分だけ。

それならケニアは物価も安いし、現地であまりお金は必要ないだろうと思いがちですが、実は旅行中に立ち寄るロッジや土産物屋は、意外と物価高なのです。観光で利用する施設等での物価はケニアの日常生活の物価ではなく、先進国の値段の8掛けぐらいと見積もっておいてください。


庶民生活の物価は、スーパーで値札をチェック

artcafe

街のカフェは高級レストランの部類。Art Cafeのパンは220kshぐらいで、サイズは日本の1.3倍ぐらい。味は日本に負けず、勝るほどおいしいです

旅行するとき、その国の物価を知る一番の方法は、スーパーに行って値札をチェックすることでしょう。また、食事をする場合は、日本で言うのなら定食屋のような、地元の人が多い食堂をのぞくと、その国のだいたいの相場が見えてきます。

ケニアのスーパーに並ぶ生活品の値段は、だいたい以下のとおりです。
・牛乳1リットル/110ksh
・ビール350ミリリットル/250ksh
・ミネラルウオーター1.5リットル/65ksh
・お米1kg/180ksh
・食パン1斤/40ksh
・ヨーグルト180ミリリットル/90ksh
・マンゴー/40ksh
・子供の学習ノート/15ksh

pilau

ピラウ。安いレストランだと100ksh

庶民的な食堂のメニューは、
・紅茶/40ksh
・コーヒー/100ksh
・ソーダ類/60ksh
・ビーフシチュー(ライスなど主食付き)/300ksh
・チキンカレー(ライスなど主食付き)/320ksh
・ミートパイ/100ksh
・ピラウ(ケニア流ピラフのようなもの)/120ksh
・ ガテリ(豆を茹でもの。ケニアの庶民食)/100ksh

ファストフードはケニアの人にとって、やや贅沢なイメージです。
・ピザ(レギュラーサイズ)/400ksh
・ローストチキン/175ksh
・ソーダ類/90ksh
・ケンタッキーのチキン2ピースとポテトのセット/400ksh
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます