「アフリカ料理は辛い」は間違い

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ケニアの人気料理ニャマチョマは山羊肉、牛肉を炭火で焼いたケニア流焼肉です。シンプルに塩とチリをつけて食べます


アフリカの料理は辛いって思っていませんか?大丈夫。それは都市伝説(?)。少なくとも私達がケニアを旅行中に食べる料理は、ちっとも辛くありません。地元の人に人気の食堂に入っても、特別辛いということはありません。ただしテーブルには福神漬けのごとく、唐辛子の酢漬けが置いてありますが……。

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海岸地方の魚料理。丸上げして、ココナッツミルクとスパイスで煮込んだもの

“アフリカ”と一言でいっても、アラブ文明が色濃い北部のエジプトやモロッコ、フランス領が多かった西部、イギリスやドイツの植民地であった南部アフリカなど様々な国があり、もちろん料理も地域や民族によって異なります。

農耕民族が多い東アフリカのケニアでは、豆料理がポピュラーで、肉は山羊肉、牛肉、鶏肉が好んで食べられています。家庭料理はトマトで煮込んだシンプルなものが多く、ビクトリア湖地方では淡水魚のティラピアを使った料理、海岸部ではココナッツミルクで煮込んだ魚料理など、日本では馴染みのないアフリカ料理が楽しめます。

数々のスパイスが料理に使われていますが、日本人の口に合わないほど辛かったり、エグイものはほとんどありません。

ケニア旅行中の食事

ケニアの国立公園のロッジに宿泊しているときは、食事はロッジのレストランでとることになります。基本はヨーロッパ諸国からの旅行者の口に合わせて洋食です。
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朝食のオムレツは目の前で調理してくれる


ロッジの朝食
朝食はビュッフェ。生野菜、温野菜、ハム、ベーコン、パン、シリアル、ヨーグルトなど、お馴染の朝食メニューが並びます。オムレツが人気で、チーズやトマトなど好みの具を選ぶと、目の前で調理してくれますよ。果物はパッションフルーツやパパイヤなど南国フルーツが多く取り揃えられています。

ゲームドライブは早朝がベストタイムなので、朝食はゲームドライブを終えて8時半頃からとなるのが普通ですが、出発の前にコーヒー紅茶、ビスケットなどは用意してくれています。
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気球で空の散歩を楽しんだ後は、草原でビュッフェの朝食


また、バルーンサファリに参加すると、気球が着陸した草原で朝食を食べることができます。気球を見上げて追っかけてきたスタッフが、その場でテキパキとテーブルセッティングしてくれて、朝食の準備。広大なサバンナがそのままオープンレストランになります。澄んだ空気がなによりものご馳走ですよ!

ロッジの昼食
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左がケニアの主食ウガリ。右はスクマという野菜

昼食もビュッフェです。肉料理や魚料理、パスタ、米料理など、やはり洋食が中心です。

せっかくケニアに来たのだからケニア料理も食べてみたいですよね。実は、洋食の中にケニア料理も紛れているのです。マッシュポテトのように見えるウガリUgaliは、ケニアを代表する料理のひとつ。トウモロコシの粉を練ったものです。日本の米にあたる主食で、シチューなどと一緒にいただきます。ケニアも西洋化が進み、今ではフォークを使って食事をするようになりましたが、本来ウガリは手で丸く握り、親指で中心を窪ませて、おかずと一緒にいただくのが正しい食べ方です。
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青いバナナをふかしたマトケ


緑色のホウレンソウのような野菜があれば、スクマSukumaです。これは健康野菜の王様ケールの仲間で、ホウレンソウよりも苦味が強く、ちょっとエグイですが、ケニアではもっともポピュラーな野菜。ビュッフェではカラフルな野菜の中に渋い深緑のスクマが地味~に並べられていると思いますが、旅で疲れた体の栄養補給に、ぜひ試してみてください。

完熟する前の青いバナナ、マトケMatokeはシチューなどの料理に使われています。おイモに似た歯ごたえで、煮込み料理に合っています。

ロッジのディナー
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ロウソクの明かりでディナー

夕食はコースディナーか、ロッジによってはビュッフェとなります。街から遠く離れた草原のど真ん中とはいえ、スープから始まり、オードブル、メインと続く豪華な夕食を味わえます。コーヒー、紅茶以外のドリンクは別料金ですが、ケニアのビールやワイン、カクテルなども食事と一緒に楽しむことができます。

ケニアは古くからヨーロッパ人の観光地として栄えてきました。近年、日本人や中国人の観光客も増え、ロッジによっては調味料に醤油を用意しているところもあるほどです。旅行中の食事は洋食が中心ですが、和食がなくてはどうしてもダメという人でなければ、毎食おいしく味わえる料理ばかりですよ。
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