建築・写真好きにはたまらない世界遺産の街

ブラジリアは、文化・経済の大都市サンパウロ、美しいビーチのリオデジャネイロとは全く別の魅力があります。国内では「政治・行政の街」というちょっぴり堅いイメージですが、実は、建築や道路、写真好きには人気の観光地。毎年、世界中からたくさんの旅行者、カメラマン、建築家が訪れます。「パイロットプラン」と呼ばれる都市計画案のもとにつくられた街は、なんと飛行機型のデザイン。建築界の巨匠オスカー・ニーマイヤーの建築物が街中に溢れ、ブラジリエンセ(ブラジリア生まれ)が「街全体が公開美術館よ」と誇らしげに言うだけあります。空港到着直前、運がいいとこんな景色が上空から見られるかも!?
飛行機型のブラジリア

飛行機型のブラジリア



観光スポット1:国政の中心、三権広場

国会議事堂

国会議事堂

それでは、ブラジリアの見所を見て行きましょう。観光スポットNo.1といえば、やっぱり三権広場。飛行機型のコックピットの位置にあり、ブラジルのニュース番組では毎朝のように映し出される広場です。最高裁判所、国会議事堂、大統領府を三方に囲むためにその名がついています。高層ビルとその両側にあるお椀を伏せた形の上院、お椀を普通に置いた形の下院からなる国会議事堂は、先述のオスカー・ニーマイヤーの傑作。昼間は、余りにも真っ白な建物と舗装が眩しすぎて目が焼けてしまいそう!くれぐれもサングラスをお忘れなく。

巨大なブラジル国旗

巨大なブラジル国旗

注目して欲しいのは、国会議事堂の後ろになびく高い支柱に掲げられたブラジル国旗。この国旗、世界最大の旗という説も?!巨大ゆえに強風に煽られ痛みがはやいため、毎月一回交換式が行われています。ブラジル人がこよなく愛する、緑地に黄色のひし形、中央に青い球を配するデザイン。風に吹かれ大きくなびく姿は、一見の価値ありです。

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■三権広場
住所:Praça dos Três Poderes


観光スポット2:週末はテレビ塔へGo!

テレビ塔からの眺め

テレビ塔からの眺め

ブラジリアの全体像を把握したい方は、まず街の中心にあるテレビ塔に足を運びましょう。高さ75mの展望台からは、360度、街を見渡すことができて、飛行機型の街並みを実感します。三権広場を中央に、左右には住居群やホテル群、商業群などの建築群が規則正しく広がっていて、想像を絶する巨大な計画都市ぶりに、ふぅ~とため息。20時以降、悪天候の日は昇れないので要注意です。

民芸品マーケット

民芸品マーケット

ちなみに、テレビ塔に行くのは週末が絶対おすすめです。テレビ塔の隣では、週末限定でかなり大きな民芸品マーケットが開かれています。Tシャツやマグカップなど一般的なものから、日本でも俄かに話題のブラジル特産カッピン・ドウラード(黄金の草)の小物や、レースの敷物、アマゾンの実や種を使ったアクセサリーなど、かわいいものが一杯。国内各地のお土産に出会うことができて、比較的お手頃価格なのも魅力的です!


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■テレビ塔
住所: Eixo Monumental
電話: (61)3325-5735
営業時間: 展望台 火~日曜 9:00~20:00(民芸品マーケットは、週末 9:00~18:00)
入場料:無料


観光スポット3:歴史を知るには、クビチェック大統領記念館

クビシェッキ大統領記念館

クビシェッキ大統領記念館

ブラジリア建設の父ジュセリーノ・クビチェック(現地の発音はクビシェッキが近い)元大統領の記念館。館内は2フロアで、クビチェック本人の棺が安置されているほか、遷都構想に関するたくさんの資料や写真が展示されています。なかでも、都市計画を先導したルシオ・コスタによる企画案のスケッチは必見。鳥型、弓矢型など、飛行機型に至るまでのデザインの変遷を見ることができます。そのほか、建設期間中の若きオスカー・ニーマイヤーの写真、1960年4月21日を遷都日と制定する法律にクビチェックがサインした歴史的な金仕立てのペンなど見逃せません。

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■クビチェック大統領記念館
住所:Eixo Monumental Oeste
電話:(61)3226-7860、(61)3225-9451
営業時間:火~日曜 9:00~18:00
入場料:10レアル(学生・シニア 5レアル)


観光スポット4:フォトジェニック!オスカー・ニーマイヤーの建築物

国立美術館

国立美術館

オスカー・ニーマイヤーの建築は、国会議事堂やクビチェック大統領記念館のほかにも、カテドラル、国立劇場、大統領府、大統領官邸、国立美術館・・・と、数えきれない程。「個性的だな~」と思う建物は大抵ニーマイヤーの作品です。とりわけ国立美術館とカテドラルは必見です。

 
カテドラル

カテドラル

カラッと晴れた青空に、ニーマイヤーの建築。素人でもカメラに収めると、なんとも芸術写真になるから不思議!どの写真も絵葉書になっちゃいます。ちなみに、建物に共通する独特な曲線は、女性の柔らかい肉体をイメージしているそう。巨匠もやっぱりブラジル男性ですね。

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■国立美術館
住所:Setor Cultural Sul, lote 2
電話:(61)3325-5220、(61)3325-6410
営業時間:火~日曜 9:00~18:30
入場料:無料

■カテドラル
住所:Esplanada dos Ministérios, lote 12
電話:(61)3224-4073
営業時間:8:00~18:00(月曜 ~17:00)
(ミサの時間 火~金曜 12:15、土曜 17:00、日曜 8:30、10:30、18:00)
入場料:無料

さて、この南米大陸に突如出現した巨大都市、いかがでしたか?計画都市ゆえにこれといった繁華街もなく、情緒あふれる路地裏もなく少し味気ないようですが、他の街では体験できない不思議な感覚と感動、ダイナミックな魅力を感じることができるでしょう!
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