パーツのサイズが小さく、お手入れが楽
一般的な炊飯器と同様に、内釜・内フタ・蒸気口を取り外して洗います。炊飯器の場合、どの機種でも蒸気口は毎回洗うのがスタンダードですが、かなりのおねば跡がつくので、必ずお手入れしましょう。パーツの数が少ないことに加え、どれもサイズが小さいのでシンク周りでも邪魔にならず、片付け自体は楽にできました。先にも触れましたが、高火力炊飯のためか蒸気口から蒸気が外に飛び散るため、フタの上が汚れます。見た目がよくないうえ、放置すると汚れが落としにくくなりますので、こちらも毎回さっと拭くことをおすすめします。また、フタと本体の間にも、おネバが付着しているので忘れずに拭き取っておきましょう。忘れると、乾燥してカピカピの状態になってしまいます。
まずは「買い増し」で小釜のメリットを体感するのがおすすめ
2合サイズということで、少ないのでは?と思う人も多いと思いますが、実際に使ってみると、2合炊きは意外に便利!少人数家族だけでなく、4人家族でも一食でごはんを完食したい時にこのサイズは非常に手頃です。特に炊き込みご飯などは保温ができないので、食べきりサイズはかえってベストかもしれません。また、鉄の内釜でも重くなくとても取り扱いやすいし、2合分だとお米もサッと研げます。今まで、ご飯を炊くの面倒だなぁ……と思うことが多々あったガイドですが、そんな時もこの炊飯器なら使おうかな?という気分になりました。理論的に考えれば、5.5合炊きと比べても手間に大した差はないのかもしれませんが、小さいということが敷居を低くしてくれるのは確かなようです。
さらに、キッチンで調理家電をいっせいに使うとブレーカーが落ちる心配がある時は、食卓で炊くこともありました。【熱源部】を含めてもスペース的にも変わらない上、そのまま保温状態になるし、家族で食事の時間が2時間以上ずれることがあるガイド宅にとって、各自が食卓でご飯をよそえるのは、とても便利でした。このサイズであれば、ホットプレートのように、卓上炊飯という発想もアリかもしれませんね。
『おひつ御膳』は、その都度炊き立てを食べたいという人には、まさにぴったりの炊飯器です。しかし、それ以上にいろいろなシーンで活躍する炊飯器だと実感しました。ガイド宅には5.5合の炊飯器もありますが「冷凍ご飯はまだあるけれど、今日はどうしても炊きたてが食べたい!」という時や、卓上で炊きたい時、面倒な時などなど、様々な理由でこの炊飯器を選ぶようになり、5.5合炊きと併用してうまく使えています。メイン炊飯器をいきなり2合サイズにしてしまうのは勇気がいるかもしれませんが、手持ちの炊飯器はそのままで買い増しするなら心配もありません。もし家計に余力があるなら、お手持ちの炊飯器が壊れる前に、小釜の便利さを体感してみてはいかがでしょうか?
※メーカー製品サイト:おひつ御膳 RZ-VS2M