美白編Q&A
Q17 「メラニン」とは何のためにあるものですか?美白商品にはよくメラニンの生成を抑えると書いてありますが、抑えても体に害はないのですか?
A 本来は私たちの肌を守るためのもの
メラニンには、強い紫外線を浴びたとき、紫外線を吸収し散乱することで皮膚の炎症を抑えたり、有害な紫外線を体内に取り込まないようブロックする働きがあります。つまり本来は私たちの肌を守るためにあるものなのです。
紫外線を浴びると、肌を守るためにメラニンを生成するのが、みなさんご存知のメラノサイト。メラニンが生成されても、肌のターンオーバーとともにきちんと体外へ排出されれば問題ありません。
ですが、メラノサイトの一部がマヒしてメラニンが大量発生してしまったり、メラニンが肌のターンオーバーで全てが排出仕切れない場合があり、その場合シミになってしまうのです。
つまり、メラニンが生成されることが悪いのではなく、メラニンを排出できないことが問題。子どもにシミができないのは代謝が正常なのでメラニンが生成されてもシミにならずに、ターンオーバーと共に落ちていくからなのです。
美白ケア商品によくある「メラニンの生成を抑える」というのは、年齢とともに代謝が落ちてメラニンが排出しにくくなるなら、そもそもメラニンを生成しないように、紫外線から肌をガードしようという発想なのです。