カップラーメン、酒、タバコなどが理由でリターンとなった

飛行機

ふざけた行為がリターンの原因に

ナッツ・リターン騒動で有名となった機内での迷惑行為。事がことであったがために、大きく報道されることになりましたが、実は世界ではこのほかにも迷惑行為により飛行機を引き返すといったことが起きています。

今回は、世界におけるそうした事例を紹介するとともに、飛行機内でトラブルを起こした場合の罰則にも触れておきたいと思います。国によってはこの罰則が非常に厳しいところもあるのです。

まず、ナッツ・リターン以外の〇〇リターンとして、カップラーメン・リターンについて解説します。飛行機に搭乗する方の多くが、旅行や仕事といった理由だと思います。特に旅行の場合はウキウキ気分のもと、和気あいあいに座席へ向かうことでしょう。しかしながら、混み具合によっては席が離ればなれになってしまうこともありえます。

このカップラーメン・リターンは、バンコク発南京行の飛行機で起こりました。中国からのツアー客男女2人が席が離ればなれになっていたために座席変更を希望。その際に乗務員の態度に不満を持ったことが最初のきっかけとなります。離陸後には、酔い止めの薬を飲むために水を要求したものの、シートベルト着用サインが点灯しているために断られて激怒。ナッツやフルーツ床に投げつけるといった状況に。

さらに、夕食時にカップラーメンを購入し、熱湯を注いだ後のラーメンを乗務員にぶちまけます。カップラーメンを持ってくるのが遅いからといった理由らしいのですが、それにしてもやりすぎですよね。さらには、飛行機を爆破するなどとも言い出し、これらが理由でバンコクへ引き返し。男女2人はタイ警察に拘束されました。

他にも、乗務員を交代させるために離陸を中止するといったことも起きています。これもひどい話ですが、乗務員が「当機には技術的な問題があることから墜落します」と機内のアナウンスを行ったとのこと。これにより離陸中止、乗務員の交代をおこなうといった事件も発生しています。

出発寸前の飛行機の非常口扉を乗客が開けたために離陸中止。空港でパスポートがないとあわてふためき、その後離陸した飛行機の他の搭乗者が持っているのが発覚、引き返す。カナダでは機内で女性2人が酒に酔っ払い、タバコをトイレで吸った挙句、それがばれてケンカに発展。機内で事件を起こすと言い出したために、戦闘機を護衛につけてトロントへ逆戻りするといった事件に発展。どの国でも飛行機内トラブルが原因でリターンする事例はかなり多くあるようです……。

ふざけた行為があだとなり35万円の罰金が!

ちなみに、フランスでは、フランス人の男性の体臭が原因で周辺の搭乗客からクレームが入り、そのフランス人は搭乗拒否となるようなことが起きています。原因は香水といわれています。飛行機のリターン問題ではないですが、搭乗拒否の理由が体臭なのはどうなのでしょうか…。

それでは飛行機においてトラブルを起こした場合の罰則はどのようになっているのでしょうか。実は国によって異なります。日本では航空法に基づき、機長の命令に従わない迷惑行為者に対して、50万円以下の罰金が科されることになっています。また、日本の場合、迷惑行為が起きた場合には、機長判断により座席に拘束されることもあります。縛られて動けなくなるということです。

なお、罰金ではなく「むち打ち」の刑に処せられたケースもあります。サウジアラビアでは、飛行機内で喫煙したスーダン人の男性が、喫煙を止めなかったことに伴い、むち打ち30回の刑を裁判所から言い渡されるといった事件が起こりました。いやはや恐ろしい限りです。

やりすぎかなと思われる例としては、アイルランドのケースが挙げられます。2014年11月に、アイルランド航空の機内で、家族と乗っていたイタリア人男性が、使い捨てコーヒーカップのふたに「エボラ熱に注意」と書く事件が発生しました。これは、娘に向かって、冗談で落書きしたものなのですが、このふたを見た客室乗務員が通報。飛行機は緊急隔離され、男性は逮捕されます。しかも、2500ユーロ(日本円でその当時約35万円)もの罰金が科されるはめに。

このように、飛行機に乗った後にふざけた行為を行うと、思わぬ罪をもたらす結果になりかねません。乗務員に注意には耳を傾ける。そうしないと、日本でも厳しく処罰される恐れがあります。
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