湯たんぽにはメリットがたくさん! おすすめの使い方は?
湯たんぽというのは昔ながらの暖房器具ですが、エアコン、電気アンカ、電気毛布など様々な暖房器具が登場したのにも関わらずその存在が市場から消えないのには理由があります。一度湯たんぽを使った人はその良さを体感しているので手放せないのでしょう。光熱費が他の暖房器具に比べてあまりかからず節約になるという点もありますし、室内の空気を乾燥させないという点も風邪予防やお肌のためにも良い点です。また体の芯からじんわり温まる感じが好きという方もいます。
<目次>
湯たんぽの温度・種類・使い方
湯たんぽの温度と使い方
金属製、陶器製、ゴム製、そして近年はプラスチック製の湯たんぽもあります。プラスチック製の湯たんぽに入れるお湯の温度は70度前後。それ以外の湯たんぽは70度~90度。医療機関で100度に沸騰したお湯をいれるのが適温と言っているところもあります。
■湯たんぽの使い方
いずれの場合も、湯たんぽが直接肌には当たらないようにカバーをつけて使います。カバーをつけた場合も、低温やけどにならないように気をつけなければなりません。90度程度のお湯を入れた湯たんぽを、布団の中で直接肌には触れないように足の近くに置いたとしても、温かさは伝わってきます。高温で入れた場合は、少し距離を置くようにしましょう。
金属製の湯たんぽはガスコンロやストーブなどの直火で温めて使うことができるものもあります。この場合、水は使い回しになり節約になるのですが、熱くなった湯たんぽをカバーに入れるまでに、鍋つかみなどを使って慎重に入れるという作業が発生し、手間がかかります。ガイドは金属製の湯たんぽに、毎日お湯を入れて使っています(節約になる湯たんぽのお湯の作り方は後述)。
湯たんぽの持続時間(保温時間)はどのくらい?温度を測ってみた
金属製や陶器製の湯たんぽの特徴は何よりも保温性が高いことです。ガイドも翌日になってもお湯が温かいとは感じていたのですが、今回改めて温度を計測しその保温性に驚きました。24時間経った湯たんぽの温度を計測
(画像2)翌朝 8:44 湯たんぽのお湯の温度は57.6度(室温16.1度)
(画像3)このとき湯たんぽのカバーの外側の温度は45.4度
(画像4)お湯をいれてから約24時間経った翌日の23:00は40.6度(室温16.2度)
今回は実験のため、日中、湯たんぽは布団の中に入れたままにしてありました。湯たんぽはこの状況で、24時間経っても40.6度と、お風呂のお湯程度の熱さは保たれるほど保温性があるのです。
湯たんぽの使い方:温かい温度を長く保つ方法
翌朝になっても、カバーの外でも45.4度という高温を保てる湯たんぽなので、お湯の使い道も掃除、洗顔、洗濯などいろいろあります。しかし日中も、湯たんぽはいろいろ使い道があるのです。こたつの中に湯たんぽをいれて、こたつの電源を入れずに使ったり、デスクワークやソファーに座ってテレビを観ているというときなどは腰に湯たんぽを当てたりしておいてもいいでしょう。
ガイドは足先がかなり冷えるので、デスクワークをしている足元に湯たんぽを置いて使っていました。ただ、カバーをかけておいても湯たんぽが空気に触れている状態だと冷めやすくなってしまうのが難点でした。
そこで市販の足温器を思い出し、ダンボール箱の前に気泡入り緩衝材(通称プチプチ)をかけた湯たんぽ入れを作ってみました。この中に湯たんぽと足を入れておくと、長時間温かい状態で湯たんぽを使うことができています。
湯たんぽの温かさを利用
湯たんぽの作り方:節約になるおすすめ方法
湯たんぽで節約というと、お風呂の残り湯を湯たんぽに使うと考える方もいるかもしれませんが、湯たんぽの温度を考えると、お風呂の残り湯では温度が低すぎます。また中を直接擦って洗うことができない湯たんぽの形を考えると、皮膚の汚れや雑菌がついている残り湯を入れるのはあまり衛生的ではないので、おすすめできません。前述の実験のとおり、90度だった湯たんぽが24時間経っても40度であることから、この40度のお湯をそのまま沸かすことによって、水から沸かすよりも節約になります。
もう1つの方法として、給湯器のお湯を使うのも節約になります。これは以前に東京ガスの方に聞いた話ですが、給湯器で沸かすのが同じ温度のお湯を作る中でも熱効率が一番良いということでした。
ただ、蛇口から熱いお湯が出てくるまでの冷たい水が無駄になってしまうので、ガイドはお風呂に入る準備と同時に湯たんぽを作るようにしています。給湯器を最高温度の75度に設定し、浴槽にお湯を入れている間であればキッチンにもすぐに熱いお湯が出てくるからです。
75度で出てきたお湯を最後に電気ポットで沸騰するまで沸かし、湯たんぽに入れるようにしています。
湯たんぽのメンテナンス方法
■季節が終わったら乾燥させる冬が終わり使わなくなったら湯たんぽの水を抜き、蓋をあけた状態で数日置いておき、中を完全に乾燥させます。湯たんぽの中が濡れたままで放置すると、カビ、雑菌の繁殖のもとになるので気をつけましょう。
■湯たんぽのパッキンは定期的に交換を
湯たんぽ パッキンは定期的に取り替える
冬は暖房費以外も水道光熱費がかかる時期です。以下の記事もあわせてご覧ください。
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