家づくりの流れの中での決定時期を知ることはとても重要

住まいの性能や快適さは、構造や間取りはもちろんですが、取り入れる設備機器や建材によっても、大きく左右されるものです。

家づくりを進める中では、選ばなければならない設備や建材は多種多様。わが家にとって適したもの、満足のいくものを上手に選択するためには、家づくりの流れに合わせて、効率よく選んでいくことが大切でしょう。

タイミングに合わせて検討しないと、時間がなく慌てて決めなくてはならず、後悔することもあるかもしれません。後で変更するとなれば、工期の遅れや費用に影響するケースも。家づくりの中で、それぞれの機器や建材の決定時期を理解しておくことは大切なポイントです。

依頼先探しと同時に  エネルギー源や建物の性能に関わるアイテム

家づくりを思い立ったら、まず、ハウスメーカーや工務店などの依頼先選びから始めることになるでしょう。この時期では、なかなか具体的な設備機器や建材への希望をまとめることは難しいかもしれません。

しかし、ハウスメーカーや工務店などで、標準的に用いられている設備や建材とは異なるアイテムや商品を取り入れたいと考えている場合には注意が必要です。多くのハウスメーカーや工務店は、基本的な要望には応えられると思いますが、やはり、得意不得意、実績の多少はあるもの。こだわりのあるアイテムなどがある場合は、依頼先選びと同時に検討しておくことも大切でしょう。
エネルギーに関する機器は依頼先選びと同時に検討したい。[住宅用リチウムイオン蓄電システムundefined蓄電池ユニット]undefinedパナソニック エコソリューションズundefinedhttp://sumai.panasonic.jp/

エネルギーに関する機器は依頼先選びと同時に検討したい。[住宅用リチウムイオン蓄電システム 蓄電池ユニット] パナソニック エコソリューションズ

■エネルギー源や給湯システムに関わる機器/家庭用燃料電池、太陽光発電システムなど
家づくりの初期の段階でしっかりと検討しておきたいのは、エネルギーに関すること。太陽光発電システムや家庭用燃料電池(エネファーム)などを取り入れたい、オール電化にしたいなど、エネルギー源に関わる機器などは早めに検討することが大切です。

用いるエネルギーによって、給湯システムは異なりますし、費用はもとより、住まい全体の機器(床暖房や浴室換気暖房乾燥機、IHクッキングヒーターなど)のプランニングにも大きく影響するもの。これらに対して、どのような提案やアドバイスをもらえるかも依頼先選びのひとつの目安にもなるでしょう。また、HEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)などについても、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

■建物本体の性能に関わる建材設備/断熱材、外壁材、空調など

建物本体に付随する、断熱材や屋根材、外壁材といった住まいの性能に関わる部分、建物全体の空調計画なども早めに考えておきたいポイントです。どの程度のレベルを求めるのか、予算がかけられるのかなど、大まかにまとめておくといいでしょう。これらの希望に対する提案なども依頼先選びのポイントになるはずです。ハウスメーカーや工務店によっては、独自の建材やシステムを用いているケースもあるので、他社との違いや疑問点はしっかりと説明を求めることも必要でしょう。

■特別な機器や仕様/自然素材、薪ストーブ、ホームエレベーターなど
珪藻土や無垢材など自然素材を用いたい、薪ストーブやエレベーターをつけたい、などのこだわりがある場合は、依頼先にその施工実績があるか、施工例を見せてもらうなどしておきたいものです。また、施主支給をしたいという場合も、どのような対応をしてくれるか、確認しておくとトラブルを防ぐこともできるでしょう。

平面プラン検討時  構造や間取りに関係する建材や設備を

依頼先が決まり、平面プランを検討する際には、本体工事、躯体や間取りに関わる設備や建材などを同時に考えていくことが大切です。また、給排水や給湯、電気などの工事を伴う設備機器も早め決定することが必要でしょう。
窓サッシの性能なども間取りプランに影響する。 [エピソードNEO(ネオ)]undefinedYKK AP http://www.ykkap.co.jp/

窓サッシの性能なども間取りプランに影響する。 [エピソードNEO(ネオ)] YKK AP

■玄関扉や窓サッシなど、開口部の位置や大きさ
窓や玄関などの開口部の位置や大きさ、性能などに関しては間取りと同時に検討することが大切です。特に、玄関扉や窓サッシの断熱性能は、快適性や予算にも大きく影響するので、どの程度の性能を求めるのか、早めに決定しておきたいアイテムでしょう。

■キッチンやバス、トイレなど水まわりの配置やレイアウト
キッチンのレイアウトやバスルーム、洗面やトイレなどの水まわりのプランニングも早い段階で希望をまとめておくこと。キッチンであれば、対面式にしたいのか、アイランドにしたいのか、システムバスであれば広さを。間取りが決定した後では、配置やサイズの変更が難しくなり、再度設計しなおさなければならず、二度手間になってしまう場合もあります。

■照明プラン、スイッチやコンセントの数や位置
電気配線に関わる機器のプランニングも早めに。照明器具そのものというよりも、照明の配置やスタイル(ダウンライトやペンダントなど)、それらのスイッチやコンセントの位置は、間取りと一緒に決定することが基本です。また、ドアホンや宅内LANなども同時に考えておきましょう。

契約時  すべてのアイテムを決定するのが基本。詳細は事前に確認を

キッチンのレイアウトも構造に関わるもの。住まい全体で考慮したい。[システムキッチンundefinedザ・クラッソ] undefinedTOTOundefinedundefinedhttp://www.toto.co.jp/

キッチンのレイアウトも構造に関わるもの。住まい全体で考慮したい。[システムキッチン ザ・クラッソ]  TOTO

設備機器や建材は、基本的には、契約(建築確認申請をする前)までにすべてを決定すること。建築確認申請の後では、構造に関わる変更が難しくなりますし、工事内容によっては予算オーバーとなってしまうこともあるからです。

しかし、現実的には、細かな部分まで決定することは、難しいケースも多いでしょう。依頼先などにもよりますが、費用や間取りに影響しないものであれば、ある程度、融通がきく場合もあるようです。たとえば、システムキッチンの扉材の色柄などは、商品や扉のグレードに変更がなく、発注前の時期までであれば間に合うケースも。リビング収納の扉や内装の色柄なども変更可能でしょう。

ただし、いつまでに、何を決定すればいいのかは依頼先によってさまざまなので、事前に担当者にしっかりと確認することが重要です。

情報収集はホームページやカタログ、ショールームを利用して早めに

家づくりやリフォームを思いたった初期の段階では、設備や建材のショールームに行くことは難しいかもしれません。しかし、気になる商品やメーカーがあれば、ホームページやカタログなどで、情報を得ておくのもいいでしょう。いずれにしても、決定しなければならない時期に合わせて、必ずショールームなどで実物を確認し、検討すること。早め早めに検討することで、思い通りのアイテムや予算に適した機器を取り入れることができるでしょう。


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