カフェ/神田神保町・馬喰町・新宿・飯田橋のカフェ

神楽坂のうつわギャラリー&カフェ「睦月」(3ページ目)

神楽坂の静かな路地に建つ築50年以上の一軒家が、カフェとうつわのお店になりました。オーナーの女性のこの場所との出会いは、たまたまか、運命か?

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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下北沢で睦月を開業

2階のうつわショップ

2階のうつわショップ


ちょうど1年前、2014年1月に下北沢にうつわのお店「睦月」を開いたばかりだった岩本さん。この建物、日昇庵にご縁があって神楽坂移転を決意しました。

日昇庵には昨年10月まで、うつわや布雑貨を扱う「La Ronde d'Argile(ラ・ロンダジル)」が入居しており、そのお店が好きでたまたま訪れていた岩本さんは、ロンダジルが近くに移転することを知ります。

扱う作家は古真舎 齊藤、上田孝之、沼田智也など

扱う作家は古真舎 齊藤、上田孝之、沼田智也など


こういう成り行きは、“場所に呼ばれる”というのでしょう。10月中旬、無人となった日昇庵を不動産屋さんに案内してもらい、翌日にはもう決断。畳敷きの和室が続いていた一階をひと続きのフローリング空間に改装し、かつてはありふれていたのに現在では出会うことの難しくなった、味のある古い建具を見つけて寸法を調整してもらい、キッチンの引き戸や目隠しとして嵌めこんだのです。

原点はカフェ

1階カフェ

1階カフェには読書によさそうなこんなテーブルもありました。


岩本さんがうつわのお店を開いた原点はカフェ。もともとカフェを開くことを考えており、好きなうつわで提供したいと、作家たちの個展に足を運んでいるうちにその世界に魅了されたのだそうです。

「古い木造家屋は住むには少し不便ですが、私たちはみな心のどこかに、こういう佇まいを懐かしむ気持ちがあるのだと思います。睦月でそんなことを感じながら、のんびりおくつろぎください」
春

 

私見ですが、うつわのお店にも猫タイプと犬タイプがあって、昨年までこの場所にあったお店は猫タイプ、睦月は犬タイプに思えるのです。すぐ近くですから、入り組んだ路地を散歩しながら魅力的なこの二軒をのぞいてみてはいかがでしょう。

睦月のメニューとショップデータは次ページをご覧ください。
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