健康情報に振りされていませんか?

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私たちは、マスメディアやインターネット、SNSなどから発信される、多くの情報に囲まれています。

私たちは新聞、テレビ、雑誌、インターネット、SNSなど、様々なメディアから「食と健康」に関する情報を得ることができます。

中には、薬のような効果はないにも関わらず、「ガンが治る」、「これさえ食べれば……」などと煽るフレーズにつられて高額な商品を購入したり、次々と流行るダイエット法を繰り返して体調が悪くなったりする人も……。

群馬大学教育学部の高橋久仁子氏は、このように「食べものや栄養が健康や病気へ与える影響を過大に信奉したり評価すること」を 「フードファディズム」として、その問題を指摘しています。

近年は、「メディアリテラシー」の必要性がクローズアップされています。「リテラシー」とは読み書きする力のことで、ガイドもこの数年「リテラシー」の重要性を感じていました。特に医療分野においても、「ヘルスリテラシー」が提唱され始めています。

振り返ってみると、ガイドも情報には鮮度があることや、科学的根拠にも信頼度の違いがあることなどを理解することで、情報を冷静に受け止められるようになったと思います。今回は生活者の視線で、健康情報を読み取り活用するために、何に気をつけたらよいのかをわかりやすく考えてみたいと思います。

モノゴトは白か黒かより、「グレーゾーン」が広い

よく「○○は身体によい、悪い」と話題になり、なにかとその話題に白黒をつけたがる傾向があると思うのですが、この世の中モノゴトは私たちが思っている以上にグレーゾーンのものの方が多いのだと思います。

研究結果で、「○○という成分は脂肪燃焼に役立つ」という結果が導きだされたとしても、対象者の性別、年齢、体格、生活習慣といったさまざまな条件や、成分の量により異なる結果になるものです。

様々なエビデンスをみても、「さらなる検証が必要」と課題を残しているものが多く見られ、一つの研究結果では簡単に結論は出るものではないのです。様々な研究を多数積み重ねて、その理論が正しい、あるいは誤りを明らかにしていくものなのです。