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慶應義塾大学(3ページ目)

経済界に深い人脈を誇り、スマートな印象が目立つ慶應義塾大学。2006年に共立薬科大との統合を発表し、2008年度から薬学部を開設。慶應義塾大学の学びの特色と、今後の展望について紹介します。入試の傾向についても紹介。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

慶應義塾大学の入試小論文

慶應の入試で国語の替わりとなるものが、小論文。特徴的な入試制度といえるだろう。例えば2009年度法学部では、和田伸一郎『メディアと倫理』を読んで、「政治的空間としての公共空間」における責任と自由に関する著者の主張を400字程度でまとめる小論文が出題された。加えて、「セキュリティー社会」についての著者の見解に対してその是非も含め、あなたの考えを述べなさいということも出題された。

小論文では、たとえ「あなたの考えを述べよ」と書いてあったしても、単なる感想文を書いていてはいけない。問題には、必ず出題者が求めている解答や解答の方法がある。設問の問いの中に表れている、キーワード「政治的空間としての公共空間」「責任と自由」などを押さえるのも重要だ。

その点、学校や予備校できめ細やかな対策をしておくと安心して解答できるだろう。対策の基本は、効果的な添削にあるといっても過言ではない。

慶應義塾大学の入試合格最低点

慶應義塾大学のおおよその合格最低点は、文64%、経(A方式の最終選考、2段階選抜方式)60%、法学部B方式で60%、商A方式で67%、医57.4%、理工56.8%と、問題レベルもあると思うが意外と低いことがわかる。確かに問題レベルは最高だが、1年間の努力でクリアできない範囲のものではない。全体の1年の計画をしっかり立てて実行することが大切だろう。
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