展覧会だけじゃない!参加型イベントが多数
近年どの美術館でもワークショップやイベントは開催されていますが、細見美術館はユニークなプログラムばかり。数寄屋建築の名匠である中村外二棟梁の遺作である茶室「古香庵」では、学生向けや英語での「茶の湯体験」があり、薄茶のお点前を見た後、自分で抹茶を点てることもできます。
茶会だけでなく展示やイベントにもつかわれる茶室「古香庵」
また「琳派400年」である2015年、閉館後の夜には「特別鑑賞会」を開催します。いつもの展示室だけでなく、江戸時代当時をイメージして茶室で作品を愛でる、さらに季節の点心をいただくことができる、特別すぎる鑑賞会です。
「アートサロン」が開催されるカフェ
オリジナルグッズが充実のショップ
展示室を抜けると、アートキューブショップがあります。書籍やカタログ、ポストカードやクリアファイルといった定番商品だけでなく、京都ゆかりの作家による陶器なども並んでいます。細見美術館オリジナルグッズも多く、意外な一番人気は、亀屋伊織製の「附子(ぶす)」。国語の教科書にあった、狂言でも取り上げられる水あめです。さらに、モダンなテイストが魅力の琳派(りんぱ)絵師・神坂雪佳の作品をモチーフにした小品は、世代を超えて人気があります。展示室を通らないで、ショップだけ行くことも可能ですが、京都・四条河原町にある高島屋京都店にもアートキューブショップがあります。美術館のショップにはない小品も取り扱っているので、こちらも足を運んでみては?
ポストカード 神坂雪佳 十二ヶ月草花図「柳に椿」
細見美術館
所在地:京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
アクセス:地下鉄東西線: 「東山駅」2番出口より徒歩約7分
京都市バス: 31・32・201・202・203・206系統「東山二条・岡崎公園口」下車 東へ徒歩約3分
京都市バス: 32・46・100洛バス系統「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車 西へ徒歩約7分
TEL:075-752-5555
時間:美術館・ショップ:10時~18時
茶室:11時~17時(不定休)
カフェ:10時30分~18時 (入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) 展示替期間 ※年末年始休館
観覧料:展覧会によって異なる