レジェンド・葛西紀明選手 銀メダル
2月にロシアのソチで行われた冬期オリンピック。何度も苦渋を味わい、そのたびに不死鳥のように蘇ってきたスキージャンプの葛西紀明選手が見事銀メダルを獲得しました。子供のような選手を相手に優勝争いをする彼は、ライバルからも「レジェンド(伝説)」と呼ばれ慕われています。そんな彼の快挙に、世界中から喝采が送られました。
羽生結弦選手 男子シングル日本人初の金メダル
ソチ五輪ではもう一つ偉業が達成されました。フィギュアスケートの羽生結弦選手が、日本人男子シングル初の金メダルを獲得しました。これまでオリンピックの男子では、高橋大輔選手が獲得したバンクーバー五輪での銅メダルが最高でしたが、そこに金が加わりました。
女子シングルと異なり、体格差のある男子は欧米に比べて不利と言われる時代もありましたが、近年の男子シングルは日本勢が圧倒。それを印象づける勝利でした。
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錦織圭選手 全米オープンでアジア人初の準優勝
スポーツでの快挙が続いた2014年。秋にも大変な偉業が達成されました。テニスの錦織圭選手が、全米オープンで決勝に進み、日本人ではもちろんのこと、アジア人でも初となる準優勝を成し遂げました。準決勝では世界ランキング1位のジョコビッチ選手(セルビア)を撃破。優勝が期待されましたが、長時間の試合が続いたことで体力を消耗し、決勝ではチリッチ選手(クロアチア)の強烈なサーブに脚がついていかなかったのが敗因の一つとも言われました。
錦織選手は世界ランキング5位に躍進。本人も「勝てない相手はもういない」と発言。2015年もその活躍が期待されます。