サトノノブレス
この馬のおかげで、上司から一目置かれることに(26歳・男性)「先日、競馬好きの上司が『お前、有馬記念は何が勝つと思う?』と、新聞を差し出してきたんです。僕は競馬について分からないので、とりあえず馬の名前で選んでみました。僕の名前は『サトウ・ノブオ』。そこで、サトノノブレスを指名しました。すると上司は、『お前、なかなかの勝負師だな、そんな伏兵を挙げるとは。度胸があるじゃないか』と、なぜか誉めてくれました。よく分からないけど、そういう経緯でサトノノブレスを応援します」
サトノノブレス…牡4歳、通算16戦4勝。これまでG2とG3を一つずつ制しているが、G1タイトルはなし。ただし、レーススタイルはソツがなく、流れにしっかり対応。それを武器に一発逆転を狙う。
ジェンティルドンナ
チャレンジし続けた競走生活に拍手 (31歳・女性)「2012年に牝馬だけのレースを完全制覇したジェンティルドンナ。彼女はその後、オトコ馬との戦いに挑み続けました。そして、そこでもG1を3勝。まさにチャレンジを成功させた女傑です。そのジェンティルドンナも、今回の有馬記念で引退。舞台は、今まで走ったことのない中山競馬場です。引退戦までも過酷な『チャレンジ』ですが、ジェンティルドンナなら果敢に戦ってくれると思います。最後まで挑み続けるジェンティルドンナが大好きです」
ジェンティルドンナ…牝5歳、通算18戦9勝。2012年、3歳の牝馬が挑む「三冠レース」を総ナメにすると、その後は牡馬と戦い続けた。今春には海外のG1も制覇し、この有馬記念で競走生活に幕を下ろす。G1通算6勝。
ジャスタウェイ
“ジャスタウェイ”といったら、アニメではなく競馬(33歳・男性)「アニメ『銀魂』が好きだった私。ある日、何気なくニュースを見たときに、ジャスタウェイという競走馬がいると知りました。ジャスタウェイといえば、『銀魂』に出てくる謎の物体。競走馬のジャスタウェイは、それが由来らしいじゃないですか。しかも、馬のジャスタウェイは相当強くて、競走馬の世界ランキング1位だとか。それを知ってジャスタウェイのレースを見てたらすっかりファンに。今回が引退戦というのは残念でなりませんが、しっかり見届けます。僕にとって“ジャスタウェイ”といえば、今や『銀魂』ではなく、サラブレッドの方ですから」
ジャスタウェイ…牡5歳、通算21戦6勝。昨夏までは目立たない成績だったが、秋にG1を圧勝すると豹変。今年も国内外のG1を2勝し、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でトップに立っている。馬主は、アニメ『銀魂』の脚本家・大和屋暁氏。G1通算3勝。
デニムアンドルビー
偉大な女傑の後を継いでほしい(33歳・女性)「牝馬ながら、牡馬のレースに参戦し続けるデニムアンドルビー。有馬記念では、同じ道を歩んだ牝馬の先輩・ジェンティルドンナが引退します。昨年のG1ジャパンカップで、オトコ相手に、1着ジェンティルドンナ、2着デニムアンドルビーで決まった瞬間は忘れません。あのときのように、偉大な女傑の背中を追い掛けてほしいです」
デニムアンドルビー…牝4歳、通算14戦3勝。G1タイトルこそないものの、ハマったときの追い込みは脅威。昨年11月のG1ジャパンカップでは、勝ち馬ジェンティルドンナに「ハナ差」の2着。虎視眈々と勝利を狙う。
トゥザワールド
兄と似てるから好きだけど、似すぎても困る(28歳・男性)「トゥザワールドの兄にはトゥザグローリーという馬がいて、僕は大好きでした。そのトゥザグローリーは、G3やG2なら楽勝するんですが、G1だけはなぜか勝てなかったんですよね……。弟のトゥザワールドも兄にそっくり。G2までは完勝するのに、肝心なG1が勝てない。お願いですから、そこだけは似ないでください! 何とかタイトルを!」
トゥザワールド…牡3歳、通算9戦4勝。春は3歳世代のトップといわれたが、G1タイトルには届かず。この舞台で初タイトルなるか。なお兄トゥザグローリーは、2010年・2011年の有馬記念で3着となっている。