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日本全国が癒される博多華丸・大吉の漫才の秘密

2014年の「THE MANZAI」はコンビ歴24年の博多華丸・大吉がグランプリの栄冠に輝きました。これまでのコンテストとは違い、バリバリの売れっ子が受賞したのはかなり珍しいケースです。とはいえ、テレビに出ずっぱりのわりには、福岡での若手時代など全国的には知られていない部分も少なくない2人。この機会にしっかり調べていきます。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

圧倒的な力の差を見せての優勝

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2014年の「THE MANZAI」は居並ぶ若手をなぎ倒し、コンビ歴24年の博多華丸・大吉がグランプリの栄冠に輝きました。ネットの意見は「圧倒的勝利だった」「若手の大会にベテランが出てくるのはみっともない」などと、大きく2つに分かれていました。とはいえ、後者の意見は、そのベテランが格の違いを見せたからこその意見。第1回に出演し優勝を逃した時には、誰もそんなこと言ってませんでしたから(笑)。

ただ若手の優勝とは違い、これを機に華丸・大吉の生活が一変ということはなさそうです。人気も実力もトップクラスの2人ですから、今以上に仕事を入れるのはほぼ不可能なんだとか。とはいえ日本一となったからは、あまりテレビで見る機会が少なくなった漫才を、たっぷり見せてほしいものですが……。困ったことに、華丸・大吉というコンビは漫才はもちろん、コント、トーク、食レポなどなど、何をやったってムチャクチャ面白いんですよ~。

内に秘めた漫才への思い

いまや全国区の人気を獲得した華丸・大吉ですが、地元福岡での影響力というのはトンでもないものがあるようです。というのも、24年前にコンビを結成してすぐ人気に火がついたので、四半世紀近く福岡ナンバーワンの座を守っているんです(もちろん今でも)。

地元バラエティーで活躍する一方で、漫才への取り組みも決して忘れることがなかった華丸・大吉ですが、逆にそれが原因で、タレント活動に専念させたい上層部ともめることもあったとか。常に低姿勢で周囲とトラブルなんて起こしたことのないように見えて、漫才への熱い思いは静かに燃やし続けていたんですね。

若手芸人の中には、一度コンテストで優勝したら新ネタ作りをあっさり放棄して、完全にバラエティーシフトを取る連中もいます。出世競争という側面から見れば、それが効率的なやり方なのかもしれませんが、当初からの信念を曲げない華丸・大吉の姿勢を。当ガイドは断固として支持します。
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