あなたがお金に困っている理由は「他人のために働いている」から

他人のビジネスのために働いていませんか?

他人のビジネスのために働いていませんか?

皆さん、こんにちは。ロバート・キヨサキです。前回は、少年だった私と金持ち父さんの息子マイクが、「自分たちのビジネスを持つ」ために何をしたかについてお話ししました。

金持ち父さんが、「チャンスは目の前にある。チャンスの見つけ方がわかれば、お金を作るのは簡単だ」と励ましてくれたこともお伝えしました。

ひとつ気を付けていただきたいのですが、自分のビジネスを持つために、今すぐ会社をやめるのは厳禁です。

実際にやってみると身にしみてわかるのですが、とくに今までサラリーマンとしての職業経験しかない人は、自分でビジネスをやっていくことについては知識も経験も不足しています。つまり、「何がわからないのかさえ分からない」状態なので、起業しても失敗は目に見えています。

ある統計によれば、起業した1000社のうち40%が1年以内に姿を消し、5年以内にはその割合が80%になり、10年経って残っているのはわずか4%ということです。あなたの会社がその残っている40社のうちの1社になって10周年を祝うには、ビジネスについて学ばなければならないこと、準備しなければならないことがたくさんあります。詳しくは私の著書『金持ち父さんの起業する前に読む本』を参考にしてください。

自分のビジネスを持ち、成長させ続けることは、想像以上に時間と手間がかかります。にもかかわらず、金持ち父さんは私に、「自分のビジネスを持つことが、金持ちになる秘訣だ」と教えました。なぜでしょうか。

それは、「自分自身の富を築く仕組みを作るために時間を使うことができるから」です。考えてみてください。もし今あなたが、「お金がない、足りない」という問題で悩んでいるなら、それはなぜだと思いますか?多くの人がいつもお金に苦労している直接の原因は、たいていの場合、他人のために働いていることにあります。

労働を提供することによって会社のオーナーのために働き、税金を納めることによって政府のために働き、マイホームのローンを支払うことによって銀行のために働きます。自分のことは最後です。世の中には、毎日いくら働いても、結局は何も自分の手元には残らないという人がとても多いのです。

自分の職業を「ビジネス」だとカンチガイしていませんか?

学校では、良い成績を取って良い大学を出て、良い会社に就職できるようになりましょうと教えます。高い給料をもらえるように、さらに高い専門教育を受ける人もいます。事務員やセールスマン、技術者、科学者、コック、医者、弁護士、会計士などになり、お金のために働くようになります。そういう人達は、個人の財務諸表(損益計算書と貸借対照表)で言えば、損益計算書の「収入」の欄に意識を集中しています。彼らにとって大事なのは、「1セントでも多く稼ぐこと」です。

私は次のような受け答えをする人によく出会います。
私 「あなたのビジネスは何ですか?」
相手 「銀行です」
私 「銀行を経営しているのですか」
相手 「いいえ、銀行に勤めているんです」


この人は、「職業(プロフェッション)」と「ビジネス」を混同しています。銀行勤めが職業であっても、その他に自分自身のビジネスが必要だということを知らないのです。

こうした働き方をする人には、「自分の人生を他人を金持ちにするために費やし、自分のビジネスを持つことを忘れてしまう」という問題があります。他人ではなく自分自身を金持ちにする方法が、「自分のビジネスを持つこと」なのです。

今、あなたがお金をいくら持っているかは問題ではありません。今、あなたが何をするかが問題です。それがあなたの将来を創るからです。お金について楽しく学びましょう!

★次回は、「自分のビジネスを考えるときにすべきこと」についてです。


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ロバート・キヨサキ氏

ロバート・キヨサキ氏

ロバート・キヨサキ氏

投資家、ビジネスマン、ベストセラー作家。著書『金持ち父さん 貧乏父さん』にて金持ちがお金について自分の子供たちに教えていること、中流以下の人たちが教えていないことを明かす。労働所得(給料)で生きるのではなく、お金がお金を稼ぎ出す不労所得の重要性を説き、お金教育の一環として『キャッシュフローゲーム』を開発した。

「金持ち父さん」日本オフィシャルサイト
http://www.richdad-jp.com/

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