5つの封筒で貯まる家計に
5つの封筒を利用すれば、一定のペースでお金を使える
5つの封筒には、以下、3つの効果があります。
■効果1:ペース配分効果
家計管理は長距離マラソンのようなもの。最初に全力疾走してしまうと、最後まで走り続けるのがたいへんになるように、月初にお金を使いすぎると、お金が月末までもたなくなってしまいます。そこで、あらかじめ一ヵ月の生活費を5つの封筒に分けたら、あとは毎週封筒ひとつ分の予算で生活をするようにしましょう。予算オーバーさえしなければ、使い道は自由です。家計簿をつける必要もありません。
これに慣れると、飲み会でお金を使いすぎた週には外食を控えて自炊する、洋服を買った週には美容院には行かないというように、大きな出費を上手にコントロールできるようになります。お金を一定のペースで使うことができるので、月末になっても「お金がなくてつらい」思いをすることがありません。
■効果2:記録効果
買い物をしたら、必ずレシートをもらう習慣をつけましょう。お財布にレシートが貯まったら、もとの封筒に移し替えます。レシートを封筒に入れておくだけでも、後からお金の使い道を振り返るのに役立ちますよ。
さらに、余裕があれば、封筒に買い物をしたお店の名前と使った額を記録するようにすれば、そのまま家計簿代わりになります。
■効果3:ゆとり効果
1ヵ月を30日とすると、第1週から第4週は7日間ありますが、第5週には2日しかありません。つまり、5週目の予算にはかなりの余裕があることになります。残ったお金をそのまま貯蓄に回すのが理想ですが、月末に急に予定外の出費があったときなどもこの余裕資金で補うことができます。
家計管理は、無理をしない、がんばりすぎないのが続けるコツです。お金を使うペース配分さえ守れれば、自然と支出をコントロールできるようになります。