黒いキッチンと寝室と書斎
1. 黒で統一されたキッチンカウンターの扉と収納。 |
2. 寝室の広さは約10帖。ベッドの背の天井高は2.5m。1段上がった小上がりのベッド。夜は織り上げ天井の間接照明が落ち着いた寝室を演出する。 |
3. 北側の低い窓から光が寝室に入る。正面は書斎の扉。 |
4. 造り付けの本棚と机のある約3帖の書斎。縦長の窓は東向き。 |
北東側にはキッチンと寝室と書斎が集まっています。キッチンは黒色の収納で占められたクローズドタイプで、ダイニングのすぐ近くにあります。
落ち着いた雰囲気の寝室には北向きに低い窓があり、柔らかい光が室内を満たします。また、寝室の隣には3帖程度の居心地の良い書斎が待っています。
何よりも家族のプライバシーを優先させた設計でありながら、室内には閉鎖的な暗いイメージはありません。壁の厚みや配置、天井の形や大屋根の軒の出方、床の高さによって変化に富んだ空間が造られ、さらに水盤やバスコートや小さな庭によって、自然を感じながら日常を楽しむことができるのです。
◆建築データと建築家プロフィール