そんな金本さんに、パリのウェディング事情をインタビュー。3回に分けて、お届けします。第2回目は、パリ風ウェディングデコレーションについてです。
ウェディングはお気に入りのフローリストに直接依頼
パリの風景に溶け込むナチュラルブーケ。
「パリでも、教会やレストランを予約するところから結婚式準備が始まりますが、会場のデコレーションについては式場を通してでなく、お気に入りのフローリストに相談するケースもよくあります」と、金本さん。
普段から自宅に人を招くことが多く、その際、フローリストに飾り付けを依頼することもあるパリの人にとってはごく自然なことなのかもしれません。
「たとえば、日本人がやりたい演出の1つ、フラワーシャワーはできないという教会が多いのですが、実はこれもフローリストから依頼をすれば、後片付けをきちんとやってくれるならという条件でOKにしてくれたりするケースも。私のアトリエでは、ウェディングのデコレーションを依頼してくだされば、挙式会場やヘアメイク・カメラマンなどのスタッフの手配もします。ここが日本との大きな違いでしょうか」
壁に挙式の写真を貼った空間演出も。
では、そんなパリでのウェディングデコレーションとはどのようなものなのでしょうか?