なぜ子どもが強いこだわりを持つのか考えてみましょう

こだわりってなんでしょう? この文章を読んでいるあなたにも、何かしらこだわるものがあると思います。大好きな作家の本、お気に入りの化粧品、水回りを清潔にすること、などなどその人なりのこだわるものごとってありますよね。

小さい子どもの場合、こだわりとはそれをすることで安心していられること、もしくは、それを見ていると落ち着いたり、幸せな気分になるものなんだと思います。なので、安心した環境で過ごすことができれば、そのこだわりがなくても過ごせるかもしれません。また、こだわりの行動を制御することができるようになるでしょう。

特に、発達に凸凹がある子ども、【気になる子】と言われている子どもには、そのこだわりに対する執着が強い傾向があります。生活の中で、それが原因でうまくいかないことも出てきます。

よく見られるこだわりには、電車、数字や記号、キャラクターなど特定のものに執着する、ゲームをしたりアニメを見ることを延々と続けている、いつもの決まった行動をしないと他のことができない、などがあります。例えば、ミニカーコレクション50台くらいを常にリュックに入れて持ち歩き、ひとつでもなくなると大騒ぎになる子もいます。また、同じ電車のDVDを1日中見ていて、消すとパニックになる子もいます。

出かけなくてはいけないのに、好きなゲームにこだわりやめられない、園にいくとき同じ道を通らないと行けない、自分の決めた時間通りに行動しないといけない、同じ服しか着ない、同じものしか食べない、などなど。子供の激しいこだわりの中には、お母さんが困ってしまうことはたくさんあります。

やめさせたいこだわりと、やめなくてもよいこだわりがある

まずは、こだわりを2種類に分けてみましょう。ひとつはそのこだわりによって、周囲に迷惑をかけないもの。もうひとつは周りの人が困ってしまうもの。

例えば先ほどの同じ服しか着ないなどは、周囲に迷惑をかけるものではありません。誰かがそれによって迷惑をこうむっているのでなければそのままでよいでしょう。同じ服を2枚買っておけば何とかなります。

ほかにも、出かける時間を例えば8時15分と決めたら、何がなんでもその時間に出かけないと気がすまないというこだわりもあります。園などに遅刻しなければ、周囲がその時間に合わせればよいだけです。それで遅刻してしまうのであれば、周囲に迷惑をかけることになります。

問題は、状況に合わせて柔軟に行動しなければならない時にこだわりが発生して行動が制限されること。そもそも、こだわりはそうしないと不安が大きいから固執するのです。環境を整え、不安を減らすことを考えましょう。

>>こだわりを上手に利用する、上手く切り替えるようにするには