様々なコンセプトが楽しめるのもゲストハウスの魅力
そんな人気沸騰のゲストハウスですが、日本を代表する人気ゲストハウスチェーンに「カオサン」があります。カオサンチェーンでは「歌舞伎」「忍者」「侍」といった、日本を感じるワードを各店舗に冠していますが、その辺りも外国人客に人気なのでしょうか。2014年10月24日、東京浅草にオープンした13番目の店舗となるカオサンは「オリガミ」です。早速「カオサン東京オリガミ」へ取材に出向きました。
明るいエントランスロビーには、展示や個展のできそうなスペースがあります。地元のアーティストなどと組んだイベントなども楽しそうです。ゲストハウスは、もはや安宿の代名詞というイメージから、国際交流、地域交流の場へと変貌を遂げつつあります。
ゲスト同士が交流できるパブリックスペースは上階にもあり、浅草寺を望める感動的な絶景が広がり、さぞかし夜景は綺麗なのだろうと想像してしまいます。このようなパブリックスペース自体が、ゲストハウスを訪れる目的となるような素晴らしい施設が増えることは、一般旅行者が利用する施設としても機能していくのだろうと思料します。
ゲストルームは木製の二段ベッドが中心ですが、カプセルホテルのようなスペースもありバラエティに富みます。洗濯機などが置かれた水回りやトイレスペースはは白を基調として清潔感満点。水回りの清潔感は、ゲストハウス初心者にとってては安心感にも繋がります。
全体的にシンプルで清潔感のある明るい館内ですが、廊下や客室などポイントでアースカラーが使われており、ポップなセンスも感じられインテリアを引き締めています。カオサン代表の小澤弘視氏によると、「一般のホテルと比べて参入や撤退のハードルが低いので様々なコンセプトを出しやすい」といいます。なるほど、巨大なハードを抱えたグランドホテルにはないフットワークの軽さを感じます。
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■カオサン東京オリガミ
住所:東京都台東区浅草3-4-12
TEL:03-3871-6678
メール:origami@khaosan-tokyo.com
※オンライン予約のみ
営業時間:午前8時~午後9時
チェックイン:午後3時~午後9時
チェックアウト:午前11時まで
ホームページ:http://www.khaosan-tokyo.com/ja/origami/
筆者はホテル評論家として、ホテルの快適さやハードの秀逸さなどに目がいきがちですが、ゲストハウスでは、滞在が楽しかったか否かという点がかなり重要なのだろうと感じました。もちろん、居室での空調や音などプライバシーといった点の問題はあるのでしょうが、そのようなことも含めて、他者との交流にゲストハウスの持つ最大の魅力があります。日本におけるゲストハウスの進化は、従来のバックパッカーの宿というイメージから、一般旅行者も思い出に残るステイを楽しめる施設へと変貌を遂げつつあります。