常に変化しつづける作品を、聴く、見る
NTT インターコミュニケーション・センター(ICC)(初台):大友良英 音楽と美術のあいだ
即興演奏やノイズ・ミュージック、さらには映画やドラマの音楽家として知られている大友良英。2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』は、彼による音楽があったからこそ大ブレイクしたといっても過言ではないはず。
彼は、音楽活動の領域を拡大し、美術館やギャラリーでの参加やインスタレーション作品の制作も行っています。この展覧会は、音楽と美術のフィールドを軽々と乗り越えて活動する彼の活動や作品から「音楽」と「美術」のあいだに存在するものについて、展示やイベントを通じて考えていくものです。
《quartets》は、あらかじめ個別に収録された音楽家8名の演奏が、ランダムでキューブ型のスクリーンに投影されるというもの。音がまざりあい、新しい音楽が生まれるその傍には別のスクリーンが設えられ、音楽と呼応した映像が映し出されていきます。同じ光景、同じ音楽を目にすることはほとんどなく、つねに新しい場が生まれています。
また、サウンド・インスタレーション(展示空間を利用し制作される、音響を体験する作品のこと)の《guitar solos 1》など、音楽と芸術のあいだにある世界を体感できる新作も展示。大友良英本人が登場する関連イベントも多く企画されています。
■展覧会DATA
展覧会名称:大友良英 音楽と美術のあいだ
会場:NTT インターコミュニケーション・センター(ICC)
会期:2014年11月22日(土) ~ 2015年2月22日(日)
開館時間: 11:00~18:00
※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日、12月29日(月) ~ 2015年1月5日(月)、2月8日(日)、
※月曜が祝日の場合翌日休館
Web: http://www.ntticc.or.jp/
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