陸前高田復興まちづくり情報館
旧道の駅・タピック45と同じ敷地の一角に2014年8月にオープンしたのが、「陸前高田復興まちづくり情報館」です。ここは、東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市の震災当時の様子や、現在の復興への取り組みについて伝える施設です。震災後の様子もパネルでわかりやすく展示されています。
東日本大震災で被災した高田松原の松の根も展示されていました。
高田松原にはおよそ7万本の松があったと言われています。この大きな松の根もその中の1本です。静かにたたずみ、津波のすさまじさを無言で語りかけてくるような迫力がありました。但し書きには、「この松の根は市民の財産です。さわらないでください」とありました。
情報館のすぐそばには、東日本大震災の追悼施設も設置されています。
時間がたつにつれて風化していきがちな震災の記憶ですが、ここにたたずむと、鳴りやまない工事現場の音、あちこちで巻き上がる土埃、沢山の大型車両、作業を続ける重機……。荒涼とした風景に、東日本大震災は終わっていないと言うことを、改めて強く感じさせられます。
次のページでは、「奇跡の一本松」エリアのお店をご紹介します。
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■陸前高田 復興まちづくり情報館
住所:陸前高田市高田町字古川地内(旧道の駅高田松原タピック45駐車場内)
アクセス:
・東北新幹線一ノ関駅より車で約70分
・陸前高田市役所より車で約5分
・JR大船渡線BRT「奇跡の一本松駅」より徒歩1分
ホームページ:http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/jhk/jhk.html
地図:Yahoo!地図情報