イタリア人男性にとってのレディーファーストとは
ホテルやバール、レストランなどのエントランスでは、大抵のイタリア人男性はスマートな動きでサッとドアを引いて先に通してくれることでしょう。そんな時には、彼らはこんな風に言うと思います。Prima le signore. プリマ レ シニョーレ
(女性がお先にどうぞ)
これは彼らが昔からずっと「女性にはそのように振る舞うもの」と教えられて来たことを実践しているので、あまり文化として慣れていない日本人としては少々面食らってしまうかもしれませんが、彼らにとっては男性は女性を手助けするものという、ごく当たり前のことなのです。ここで返す言葉は、にっこり笑顔でグラッツィエ Grazieと言えれば完璧です。同じ意味でこんな言い方もします。
Dopo di Lei. ドーポ ディ レイ
(貴方がお先にどうぞ)
この場合は、相手は女性とは限りません。
またベビーカーやスーツケースなど、荷物が多い時に電車やバスに乗るのはどんな人にとっても大変です。そんな時にも彼らは率先して手を貸してくれたり、席を譲ってくれたりするでしょう。
Prego プレーゴ (どうぞ)
と言われたら、手助けしてもらいながら笑顔でグラッツェと返せば解決です。プレーゴには「どういたしまして」という意味もあるのですが、時と場合によってはこのように意味が変わる、覚えておくと便利な言葉です。
いかがでしたか?
ぜひイタリア人男性に、素敵な大和撫子と思ってもらえるような淑女な振る舞いで対応してみて下さいね。