高い除菌性能があれど、定期的なお手入れは必須!
給水タンクの給水口は小さいので、タンクの中に手を入れて洗うことはできません。除菌システムがあるので大丈夫ということかと思いますが、クエン酸洗浄など定期的なお手入れは必要になります。取り扱い説明書には【週一回】
・本体吹き出し部分を拭く
・タンクを空にして表面全体を洗う
・トレイ部分を空にして外側を拭く
【月一回】
・本体から楕円のパーツを外して吹き出し口を拭く
・水タンクの部品や水タンクのクエン酸洗浄
・水トレイのクエン酸洗浄
と書かれています。すべての加湿器に同様の手間はかかるので、dysonが特別ということではありませんが、空気中に湿度を放出するための家電だからこそ、それなりのお手入れはが必要なことは覚悟しておきましょう。
送風のメリットとデメリットをどう捉えるかが分かれ目
実際に使ってみて、水の清潔性・均一に加湿できること・設置性の良さなど、非常に実用性が高い加湿器というのがガイドの感想でした。それでも加湿器の中では高額なので、やはり高いと感じるレベルかもしれません。しかし、いつも目に入る場所に置く家電だからこそ、おしゃれなものが欲しいという人には魅力があるでしょう。しかし、気になるのは、ミスト風にあたると肌寒さを感じてしまうところ。例えば、真夏に屋外で見かける「涼」を得るためのミスト扇風機の効果と一緒で、加湿器本体の近くにいるとうっすら寒さを感じます。加湿器を自分に向けないで、部屋全体に行き渡るような向きで使えば回避できることなので、致命的な弱点ではありませんが、冬に使う加湿器としては悩ましいのも事実です。
本来の目的とは異なりますが、夏場にミストを放出すれば「涼」が得られる効果が得られそうです。送風のみにすれば夏の扇風機としても使えるのも特徴のひとつになっていますが、首を振る機構などは搭載されていないので、このミスト効果を上手に取り入れるのは良いかもしれません。ちなみに、ダイソンには「Hot&Cool」があるので、これに加湿機能が搭載されればよかったのでは?次回はぜひ、暖房+加湿タイプの開発をして欲しいと願います!