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住宅取得の際に役立つチェックシートとその使い方(2ページ目)

「住宅取得を考えたいのだけど、どうしたらいいか分からない」という方々向けに、住宅を検討する際に役に立つチェックシートを作ってみました。この記事では、チェックシートの狙いやどのような使い方をすべきなのかといった、基本的なことについて確認します。

田中 直輝

執筆者:田中 直輝

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(2)については、チェックシートの右側に「点数」をつける項目を作りました。候補となる依頼先や物件が複数ある場合、この合計点数を元に善し悪しを判断すると良いでしょう。各項目は5点を満点としています。

家族の間でも意見調整やイメージの共有が大変!

展示場の見学

住宅展示場で住まいづくりを検討する家族の様子。満足度の高い住宅を目指す上で、家族といえどもイメージを共有し理解するのは難しい

しかしながら、皆さんにはそれぞれ「ここには絶対にこだわりたい」という項目があるはず。例えば明るいLDKにしたいとか、浴槽はグレードの高いものにしたいとか。このような場合には、その項目は10点満点で点をつけるなどの工夫すると、こだわりが際立つのではないでしょうか。

家族、あるいは夫婦の中でも重視する内容にはバラツキがあるものです。その中でそれぞれがチェックしたポイントを元に話し合うと、それぞれの考え方の違いが表れ、従来より詳細な検討ができると思います。

住宅取得の方向性というのは夫婦の間の力関係で決まってしまいがちですが、できればそうならない方が後々のため。夫婦はもちろん、家族全員ができるだけ納得した上で取得する方が満足度の高い住宅取得につながりやすいはずですし、長く安心して住める住まいになるはずです。

まずはざっくり、第一印象で

人が大切

より良い住まいを得る重要な要素の一つが、皆さんそれぞれに適した人物と出会うこと。その判断をする上でもチェックシートを役立てて頂きたい

用語が分からない時、もっと詳しい内容を知りたい時などは、ハウスメーカーなどの担当者に確認してみてください。納得できるように説明してくれるのなら、勉強熱心な良い担当者である可能性が高まります。逆にあいまいな説明で納得できないようなら、信頼しない方が良いでしょう。

また、厳密にチェックを行う必要はありません。例えば分譲住宅を見て回る際には、チェックシートを見ながらおおよその点数を付けておき、ある程度、見学に慣れてきた段階でさらに厳しくチェックするといったかたちでもいいのではないでしょうか。

あくまでざっくりとした評価でよく、最終的に判断する際のたたき台として、皆さんなりの活用法をしていただいて良いのだと思います。要するに、「エイヤッ」という感じで購入に踏み切ることがないようにするためのものなのです。

納得して住宅の取得ができないと20年、30年後に後悔することがありえるかも。せっかくの高い買い物です。ぜひチェックシートをうまく活用されて、より良い住まいの取得を目指してください。

それでは、チェックシートをみていきましょう。
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