建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

路地のあるコーポラティブハウス[都立大学テラス](2ページ目)

私鉄の駅付近から川に向かう傾斜地の閑静な住宅地に建つ13戸のコーポラティブハウスです。二つの旗竿敷地の旗をつなげたような形をした敷地に路地を巡らした、2つの入口を持つ個性的な集合住宅です。

執筆者:川畑 博哉

ベンチのある回遊式の路地


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通路
1. 外階段を上がりきった先に現れる幅2mの路地。舗装は砂利洗い出し仕上げ。外壁の脇にトウカエデが植えられている。写真:studio ARTEC
通路
2. 隣家の背後に南北に伸びる路地。外壁のガルバリウムで囲われた部分はパイプスペースになっている。写真:studio ARTEC
通路
3. シンク付きのコンクリートテーブルのある通り土間。間口は2.3m。写真:studio ARTEC


前面道路から一歩足を踏み入れると、住民達が共有する路地空間が続いています。ここにはヤマボウシやトウカエデの樹木や、通路と壁の間にアガパンサスやタマリュウなどが植えられ、珪藻土を塗った壁とともにコンクリート住宅のもつ冷たいイメージを和らげています。
また、コンクリートのベンチやパーティーで住民が自由に使うことができるテーブルやシンクなどが備え付けられています。

◆建築データと建築家プロフィール


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