スノボのヘルメットの選び方・かぶり方。ゴーグルはどうつける?
スノボ用のヘルメットの選び方・かぶり方……ゴーグルは内側が○
そのため、リスクの高いコース外も滑る人は自分の身を守るためにヘルメットの着用をしている人が多いという状況があります。欧米では自分の身は自分で守る!自己責任という考え方が浸透しているためヘルメット着用が進んでいるわけです。
今まで日本では、スキー・スノーボード時のヘルメット着用はあまり馴染みがなかったですよね。しかし、北海道や白馬を中心に日本にもたくさん外国の方が滑りに来るようになり、オリンピックやワールドカップなどの国際大会などでもプロ選手たちがヘルメットを被るようになったことで、一般のスキーヤー・スノーボーダーにもヘルメットの着用が浸透してきました。 元F1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハ氏がスキー事故で頭部を損傷し、現在も治療中というニュースを知っている人も多いと思いますが、あの事故もヘルメットを被っていなかったらもっと重大な事故になっていたかもしれない。
特にスノーボードについては、ゲレンデ内で遊んでいても頭を打つ可能性のあるスポーツ。初心者だから被るものではないし、上級者だけが必要なものでもないのです。安全に楽しくスノーボードを楽しむためには欠かせないアイテムの1つと言えるでしょう。そこで今回は、正しいヘルメットの選び方と、装着方法をご紹介します。
ヘルメット選びで大事なのはフィット感と重さ!
1.サイズを確認するヘルメットを選ぶ際にもっとも注意すべき点はサイズとフィット感。フィットしていないヘルメットは、安全面からいえば障害を未然に防ぐという本来の目的を果たせない状態と言えます。お店で気になるヘルメットがあれば、必ず試着して購入するようにしましょう。
フィット感をチェックするときには、実際にヘルメットを被って、完全にあご紐を締めます。その状態で緩かったりきつかったりする場合は、違うサイズを試 してみてください。
あご紐を締めた状態で問題がなければ、頭を振ってみましょう。振ったときにヘルメットがずれたりしなければ、確実にフィットしています。反対に、いくらあご紐を締めた状態でフィットしていても、頭を振ったときにずれるようでは、転倒の際にも当然ずれてしまうので、別のサイズや別のメーカーの物を試してみると良いでしょう。
サイズ調節用のパーツがあるから、多少大きくても大丈夫と思っている人もいますが、基本的にはそれは微調節用のもの。やはり、最初にしっかりとかぶってみてサイズを確かめて、フィットした物を選ぶことをおすすめします。
2.重さを確認する
ヘルメットを試着するときは、重さもしっかりと確認しておきましょう。被ったときに重いと感じるものは、滑っているときに邪魔になりますし、転倒したときに頚椎を痛めることもあります。違和感がなく快適に被れる重さかどうか確認しましょう。
ヘルメットとゴーグルの着用方法
ヘルメットを被った場合、ゴーグルはどのようにすればいいの?という質問をよく聞きます。いくつかの方法をご紹介しましょう。1.ゴーグルはヘルメットの外側にする オススメはこの被り方であり、メーカーでもこれを推奨しています。また最近は多くのメーカーでヘルメット対応のゴーグルが販売されており、このように着用することを想定して製造されています。 ヘルメットの外側に装着することで、ヘルメットに必ず付いているゴーグルフックを使って、ゴーグルがズレたり転倒しても外れないようにすることができます。
2.ゴーグルをヘルメットの内側に着用する スノーボーダーに多く、最近はプロライダーもこのような着用をする選手が増えてきています。ヘルメットの中にニット帽を被り、ゴーグルを着用し、その上にヘルメットを被るというスタイルです。ゴーグルのバンドが伸びづらく、ヘルメットの脱着もラクなのでリフトやゴンドラなどで簡単にヘルメットをはずして休憩することができます。
どちらの被り方もメリット・デメリットがあり、どちらが良いというものではありません。自分の滑りやすい、被りやすい方法をチョイスしてください。いずれにしても、ヘルメットを着用することで頭部への大きなダメージを軽減することができるので、しっかりと着用して安全にスノーボードを楽しみましょう!
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