何年か乗って実感するM・ベンツCクラスのコストパフォーマンス
どうせならディーゼルターボの発売を待ちたい、という人も多いことだろう。ハイブリッドも併せて日本導入されることが、正式にアナウンスされているからだ。けれども、圧倒的な加速フィールなんて要らないし、スポーティなハンドリング性能も必要ない、という方には、声を大にして、日本では最も廉価なC180を選びなさい、と言いたい。高速道路での安定感はピカイチ。アタマが軽いから、走りだってけっこうスポーティ。飛びぬけて良くできた実用セダンであることは間違いない。細かなディテール処理を言い出せばキリがない。そりゃ、高いクルマのインテリアの方が良く見えるだろう。それでも、180で十分だ。
個人的にはピアノブラックが嫌い(正確には、パネルに付着する自分の指紋がイヤ)だけど、コストパフォーマンスでは最も優れたCクラスで、それはきっと何年か乗ってみて初めて実感する類のものだろう。