住宅リフォーム/リフォーム事例~Yuuのリフォーム現場から

キッチン交換でストレスが倍増、その意外な理由とは?

キッチン交換後、余ったブルーシートが欲しいと言いだしたAさん。その意外な理由とは?Yuuのリフォーム現場からは、工事後にストレスが倍増してしまった事例をご紹介します。実はこれ、意外とよくある話なんです。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

築20年ほどの木造住宅に暮らすAさんは、念願のキッチン交換リフォームを行いました。引渡しの時にはとても喜んでいたのですが、しばらくしてAさんから工事会社に電話が掛かってきました。今回のYuuのリフォーム現場からは、せっかくの新品に交換したのに、その後ストレスが倍増してしまった事例をご紹介します。

キッチン交換後に、ストレスで疲れ切った声で掛かってきた電話

資材置き場

ブルーシートとは、工事現場で材料など覆うために使うもの。

キッチン交換後、ほどなくして掛かってきた電話は、「現場で余ったブルーシートがあったらもらえませんか?」というものでした。

Aさんはストレスで疲れ切ったような声で、しかも使い古しのシートで構わないからとにかく早く欲しいとのこと。

ブルーシートとは、工事現場で材料などを覆うためのシートで、1回使ったらホコリや泥などで汚れてしまいます。そんな古いシートを何に使うんだろう?担当者は不思議に思いながら、ブルーシートを届けに行きました。

 

段ボールで覆われた、交換したばかりの新しいシステムキッチン

ダンボール置き場

Aさんはキッチンの交換リフォーム後、段ボールで覆ったまま料理をしていた。

そこで担当者が見たものは、シンクとコンロを除いたカウンター部分が、全て段ボールで覆われたキッチンでした。Aさんは交換したばかりの真新しいカウンターの上に、段ボールをかぶせ、その上で料理をしていたのです。

驚いて理由を聞いてみると、今までは古いステンレスのキッチンだったので、タクワンを直に置こうが、醤油をこぼそうが思い切り使えたけれど、今度は真っ白な人造大理石のカウンター。新しいカウンターに傷や汚れがつきそうで、細心の注意を払いながら使っていたら、だんだんストレスが溜まり、メンドウになって段ボールで覆ったとのことでした。

しかし段ボールの上で料理をするのはとても大変なこと。困ったところに思い出したのが現場で見たブルーシートだったのです。あれなら薄いので、かぶせたままでも使いやすそう、そう思ったAさんは急いで電話をしたのでした。

 

笑い話ではなく、壁、コンロ、床などでも実はよくあるケース

調理

新しいキッチン壁やコンロを汚したくないから油料理はしたくないと言う人も。

この事例は笑い話のようですが、リフォーム後のストレスの話は意外とよくあることです。

キッチンのカウンターだけでなく、壁やコンロを汚したくないから油料理はしたくない、新しいカーテンに臭いが付くので魚を焼きたくない、中にはトイレをフローリング敷きにしたけれど染みになりそうで怖いので、ホームセンターで買ってきたクッションフロアを上からかぶせている人もいました。

リフォームして新しく美しくなったら汚したくない!と思う気持ちはとてもよくわかります。実際に、新しいキッチンにすぐ染みや傷ができてしまった、トイレのフローリングが1年で染みだらけになってしまったというケースもあります。そんなことになってしまっては、せっかくのリフォームが残念なことになってしまいます。

 

ストレスなくのびのび暮らすために、ケチってはいけないもの

主婦

気を遣うことなく思いきり料理ができるキッチンを選べば、毎日のびのびとラクに暮らせる。

ストレスなくのびのび暮らすためには、毎日の暮らしに大きな影響を与える部分には、高品質なものを選ぶ必要があります。

例えば人造大理石のキッチンカウンターは傷や汚れが付きやすいというのは誤解で、高品質な製品を選べば、醤油でも赤ワインでも染みにならず、熱いものを置いても変色しません。缶詰を落としても傷が付かず、擦り傷ができても研磨すれば元通りに美しくよみがえるタイプもあります。

他にも、油料理をしても汚れがこびりつかず掃除がしやすいキッチン壁やコンロ、魚を焼いても臭いが部屋にまわらないコンロや換気設備、アンモニアに強くトイレに敷いても安心なフローリングもあります。

品質を下げるとリフォーム後の暮らしでストレスがたまりやすいものには、キッチンのカウンター、水まわり機器の清掃性、換気設備、そして床の耐久性などがあります。日常生活は水やジュースをこぼしたり、硬い物を落としたり、ぶつけたりということも多いもの。気を使わず、のびのびと暮らせるよう、じっくり計画を立てましょう。

ちなみにグレードダウンすることで、見た目のガッカリ度が大きいのはフローリングです。古くても前の床材のほうが高級感があった、というような後悔をしたケースもあります。床の品質は空間全体のグレードを大きく左右することも知っておきましょう。

 

キッチンの交換後やっと安心して使うことができるようになったAさん

さて、キッチンの交換リフォーム後、カウンターを段ボールで覆っていたAさんは、改めて品質についての詳しい説明を受けました。サンプルのカウンターに汚れや傷を付けてみて、その耐久性を確認、高品質であることを知り、やっと安心して段ボールを外すことができました。

新しい物を汚したくない、傷つけたくないという気持ちは、誰もが持つもの。でも汚れてもすぐ落ちる、傷が付かない、例えついたとしてもすぐ直せる、そんな家ならストレスなく、毎日ラクに暮らせます。

ただしどんな物でもいつかは傷や汚れがつくものです。それらは決して悪いものではなく、経年の味わいであり、家族の思い出でもあります。傷や汚れも含めての我が家、慈しみつつ楽しいリフォームをして頂ければと思います。

さてキッチンリフォームの際に意外と見落としがちなのが、ガスコンロ選びです。トップの掃除の仕方ひとつとっても、汚れが付きにくいのか、落としやすいのか、性格によって選び方が異なります。下記に、ガラストップのお掃除比較と、魚焼き比較をまとめていますのでご覧になってみて下さい。
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