中古車/中古車の買い方

中古車購入トラブルを防ぐ方法(2ページ目)

中古車購入でトラブルになりがちなことは、大きく3つあります。しかし、いずれも、なぜそうなるのか原因を知って対策を立てれば、誰でも回避することができると思います。今回はその対策方法を見てみましょう。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

見積書の内容をひとつ一つ確認すること

2番目に相談の多い「キャンセル」ですが、購入する側から申し出たキャンセルだけで11.0%あります。

ですから、これは「ハンコを押す前に熟慮する」ということに尽きます。そんなの当たり前だろ、と思うかも知れませんが、それなのに2番目に相談が多いのですよ。
契約

手付金などを払ってくれといわれるケースもありますが、これも「必ず買う」と決めてから払うように。キャンセルで手付金を戻す・戻さないもトラブルの一因になりがちだ


例えば、購入を決めたと言ったら家族に反対されたとか、ハンコを押したものの、やはり今後の支払いが不安になったなどの理由でキャンセルする人が多いようです。また中古車がクーリングオフの対象外であることを知らない人もいます。

当たり前だと思うのであれば、必ず熟考の末にハンコを押すようにしてください。

最後に「契約と内容が異なる」。これには、例えば車両本体価格1万円の中古車が、諸費用などなんだかんだで気づくと請求額が40万円になっていた、などというケースもあるそうです。

中古車だけでなく、新車も購入時には車両本体価格のほかに「諸費用」が必要になります。これは自動車重量税といった税金関係と、整備費用など販売店の手間に対する対価(販売店手数料と呼びます)が含まれます。

詳しく書いているとそれだけで2~3ページ必要になりますから、ここでは省きますが、大切なのは何にどれだけ費用がかかるのかを、見積書でひとつ一つ確認することです。

また「ここも修理しておきますね」というような追加の修理などは、口頭での約束は絶対に避け、面倒でも文章に内容と金額を残すこともポイントです。

さらに、同じことを別の購入希望車(できれば別の販売店)でも行い、最終的に「総額で比較検討する」ことが、トラブルを防ぐコツになります。
販売店での対応

今後の車検だけでなく、車はいつどんな不具合が起こるかわからない。それに快く対応してくれそうな販売店を見つけることが重要。個人的にはまず販売店を選んでからその中で購入する車を探すようにしている


特に中古車の場合、年式や車検残の有無などによって同じ車種でも税金が変わりますし、販売店手数料はその名の通り、販売店によって金額が異なります。

ですから、中古車では見積書の段階で諸費用、つまり車両本体価格以外の金額とその中身を確認することが重要になります。また他店と比較することで、販売店手数料が適切かどうかという判断もしやすくなると思います。

まとめると、「保証付きの中古車を選ぶ」「ハンコを押す前に熟慮する」「総額で比較検討する」ことで、トラブルに遭う確率を65.7%も減らすことができそうです。


冒頭で述べた「買った後に壊れないか」「販売店にダマされやしないか」という不安は、裏を返せば「車の構造とか難しいことはわからない」や「信用できるお店なのか判断しにくい」という購入者側の理由があるからこその話。

それを解決することで不安を払拭するという意味でも、特に車に詳しくないから「保証付きの中古車を選ぶ」、販売店にダマされないように「総額で比較検討する」ことはとても大切です。ぜひ実践してみてください。


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