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松坂大輔が9年ぶりに日本球界へ復帰する可能性(2ページ目)

メッツとの契約満了によりフリーエージェント(FA)となった松坂大輔投手(34)に日本球界復帰の可能性が高まってきた。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

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来年35歳、まだまだ衰えを知らない「平成の怪物」

ソフトバンク側にとっても、松坂の加入は大きなメリットになる。今季は摂津、中田、スタンリッジが2ケタ勝利を挙げたが、先発の軸とまではいかなかった。西武を皮切りにレッドソックス、インディアンズ、メッツの米3球団で培った経験から投手陣の精神的支柱になり得るし、そのスキルは若手投手にとってこの上ない手本となるだろう。

松坂と同学年(正確に言えば1980年4月2日から1981年4月1日生まれ)に当たるプロ野球選手は総称して“松坂世代”と呼ばれている。34歳から35歳となるため、多くの“仲間たち”がユニホームを脱いでいったが、生き残っている代表格が和田毅投手だ。

その和田が11月3日(日本時間4日)、カブスと年俸400万ドル(約4億5600万円)プラス出来高払い200万ドル(約2億2800万円)という好条件で再契約した。同じトミー・ジョン手術を受けたこともあり、松坂にとっては大いなる刺激となり得る出来事だ。

日本球界復帰となれば、9年ぶりとなる。来年35歳になるとはいえ、まだまだ衰えを知らない「平成の怪物」は、ひと回り大きく成長した姿を見せてくれるに違いない。
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