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松坂大輔が9年ぶりに日本球界へ復帰する可能性

メッツとの契約満了によりフリーエージェント(FA)となった松坂大輔投手(34)に日本球界復帰の可能性が高まってきた。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

復帰先は横浜DeNAと福岡ソフトバンクが有力

松坂投手はメジャー残留を第1希望としているが、現状では厳しそうだ。

松坂投手はメジャー残留を第1希望としているが、現状では厳しそうだ。

メッツとの契約満了によりフリーエージェント(FA)となった松坂大輔投手(34)に日本球界復帰の可能性が高まってきた。

今季メッツで34試合に登板し、3勝3敗、防御率3.89だった松坂。この登板数で先発がたったの9試合だったことに不満が残る。「僕は先発したい。現時点ではとにかく先発したい」と新天地では是が非でも先発にこだわりたい。その理由として考えられるのは、日米通算200勝へあと36勝と迫っていることと、長年先発で調整してきたリズムが1年でも長く現役を続けるのに必要不可欠と思っているからだ。

メジャー残留を第1希望としているといわれているが、現状では厳しい。米フォックススポーツが「ダイスケ・マツザカは先発に戻りたいと願っている。そして、自分の生まれた国でそのチャンスを手にするかもしれない」と報道したように、日本球界復帰が現実味を帯びているのだ。

松坂獲得に興味を持っているのは、横浜DeNAと福岡ソフトバンクといわれている。DeNAは横浜高出身の松坂にとっては“地元”で、中畑監督も熱望しているが、“マネーゲームになっては不利”という実情がある。そこへいくとソフトバンクは、巨人や阪神に負けず資金が潤沢なチームであり、年俸4億円で契約期間は3年以上、出来高を含めると総額20億円を準備し、背番号“18”も用意しているといわれている。しかも、王会長はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の第1回大会の監督だったし、工藤新監督は投手出身なだけに調整法やトレーニング方法に理解がある。松坂にとっては、これ以上ない好条件が揃っているのだ。

>>松坂世代の代表格、和田毅投手の存在も刺激に

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