画像の編集ツールを他のアプリで使える「マークアップ」
文書作成においては、挿入した画像を切り取ったり赤丸やコメントをつける作業が頻繁に発生します。これまでは一度他のアプリで編集してから他のアプリに貼り付けるという操作が必要でしたが、Yosemiteでは、こういった操作が1つのアプリ内で完結するようにできる新機能「マークアップ」が追加されています。現時点ではすべてのアプリでは使えず、テキストエディットとメール、スティッキーズなどOS標準のテキスト編集エリアを持つアプリで利用可能です。Pixelmatorなど、この機能に対応したアプリをインストールした環境ではさらにコマンドを追加することができるなど拡張性もあり、将来が楽しみな機能です。
日付への変換や郵便番号からの住所変換をサポートした
「日本語入力プログラム」
OS X Yosemiteの日本語入力環境は、従来の「ことえり」から名前が変更され「日本語入力プログラム」になりました。機能面はほぼ同等ですが、エンジンが変更されたのか、変換結果がやや変化しているように感じます。あと「きょう」や「きのう」の変換候補から日付の入力も可能になっています。143-1680を変換して住所がでたり、645を変換して6時45分にできるなど、数字からの変換から日付や時間、住所を簡単に入力できるようになりました。
MacをiPhoneの子機として利用出来る
まだまだYosemiteには面白い機能があります。電話との連携機能です。iPhoneと共通のIDを使っており、かつWi-FiがONの状態ならば利用可能。休みの日に家でくつろいでいる時間などでは、携帯をポケットに入れないことが多いため電話に気づかないですが、この機能を活用すれば突然の電話にも対応できるようになります。
通知の表示:この機能をOFFにするにはFaceTimeの環境設定-設定にある「iPhone セルラー通話」をオフにします
なお、Macから通話を開始する場合は、FaceTimeを起動して「オーディオ」タブに切り替え、電話番号または名前を使います。
まだまだ新機能が盛りだくさん
調べれば調べるほど使える新機能が盛りだくさんのOS X Yosemite。無料アップグレードだから、もうインストール済みの人も多いでしょう。アップルの新機能一覧ページをチェックして、お気に入りの機能を見つけましょう。いろんな活用方法が見つかりそうなオススメの機能は「Handoff」や「(日本語による)音声入力コマンド」です。声に反応してメニューやボタンが押されるのは実用性はともかく、楽しくてクセになりそうです。【関連情報】
アップル - OS X Yosemite