理学療法士/理学療法士とは・試験について

新卒理学療法士に伝えたい就職先の考え方

就職先を選択するに当たって大切にしている要素はなんでしょうか?給与?休日数?職場への距離?etc……いろんな要素があると思います。自分が譲れないものは何なのか?一緒に考えていきましょう!

野田 卓也

執筆者:野田 卓也

理学療法士試験ガイド

就職先はどのように決めるか?

新卒理学療法士の就職

就職先にあなたが求めるのは何でしょうか?自分自身の希望と将来を見据えながら考えてみましょう。

長期の実習が終わり、すでに就職先を決めた人もいれば、まだこれから就職活動をするという方もいらっしゃるこの時期。どのような要素を考え、就職先を決めるのが望ましいのでしょうか。そこで数回に分けて新卒理学療法士の為に、就職に関する4つの要素を以下に挙げましたので、ご紹介したいと思います。
  • 要素1:労働条件
  • 要素2:職場環境
  • 要素3:理学療法士としての環境要素
  • 要素4:就職と将来設計
まず、今回は要素1の労働条件についてです。

労働条件を考える

  1. 給与面:労働条件として、まず多くの方が考える要素は給与面ではないでしょうか。給与と言っても総支給額だけに捉われず、基本給・賞与・住宅手当・交通手当・資格手当・扶養手当など各種手当をしっかり確認することが重要です。例えば、総支給が同じ25万円でも、基本給が低ければ賞与は少なくなりますし、基本給が一緒でも賞与が少ないこともあります。また、定期昇給の有無もしっかり確認したいところです。定期昇給が未定というところも最近は出てきているのでしっかりと注視しましょう。定期昇給がないということになれば、給与が定期的に上がる事はない。という事になります。金銭面は将来設計に大きな影響を及ぼします。以上の事から単純に総支給だけで金銭面を判断するのは早計といえるでしょう。
  2. 休日:休日数を重視する方も多いと思います。完全週休二日であれば年間休日数は104日。これ以上あるならば、年末年始や夏季休暇などがあると考えてよいのではないでしょうか。
  3. 労働時間:8時間労働が基本ですが、シフト制であったり、当直による夜勤がある場合もあります。勤務開始時間、休憩時間、退勤時間も含め確認しましょう。
  4. 残業の有無:月単位で残業がどの程度あるのか?定時で終了する事が困難な職場もありますし、残業手当などがどのようになっているのかをしっかり押さえたいところです。

私が知る限り、給与面に関して、現在、医療費削減を国が方針として掲げておりますので、定期昇給を望むのは難しい時代になっており、今後、飛躍的に給与が上がる事はないと考えています。そういう意味では新卒の段階で給与面を重視するのは大切になるかもしれません。

また、残業についてですが、外来主体の施設になると患者さんの来院時間や来院人数に時間が左右されるため、残業が多くなりやすいです。私は残業が悪い事とは思いませんが、御自身のライフスタイルと擦り合わせて判断されるのが宜しいかと思います。

求人票、見学時の状況全てを鵜呑みにしない

これは次回紹介する労働環境面も含めてですが、労働条件は求人票や見学時の説明を全て鵜呑みにし過ぎてはいけません。できる限り実際に働いている人の声なども加味し、自身の希望と擦り合わせて何を優先するか?をしっかり決めておきましょう。

「見学で直接見たら安心だ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、たった数十分や数時間の施設見学で職場の状況がわかるものではないです。お客さんが来るとわかっていて悪い部分を見せる職場はないので、実習などで長期間滞在した同級生などにもよく確認する事をお勧めします。

今回は労働条件を主に御案内しましたが、次の「新卒理学療法士と就職先の環境」では要素2.3の環境面に関して御紹介いたします。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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