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京都の美食家推薦! 刺身が売りのお値打ち居酒屋(2ページ目)

祇園や先斗町といった名だたる京都の観光地の料理屋は、観光地価格とも言えるちょっと高めの設定。京都の中心地からほんの少しだけ離れるだけで、驚くほど安く、おいしい料理屋と出会えます。その中でも京都の美食家が太鼓判を押すのが「嵐まる」。その実力をとくとご覧ください。

葉石 かおり

執筆者:葉石 かおり

京都ガイド

日本酒、本格焼酎の品揃えは目を見張るものが

日本酒1

お酒は富山の「勝駒」からスタート。

お刺身とともに飲んだのは富山の「勝駒」。お酒の品揃えも非常に素晴らしく、通り一辺倒ではありません。大将にお酒を選ぶ時のポイントをうかがうと「作り手の顔が見えること、そして蔵の魂の入った酒であることです。小規模でがんばっている蔵元を、酒屋さんと一緒に大事に育てて行けたらいいなと思っています」とのこと。お酒のメニューを見れば、その思いは一目瞭然。珍しいものが揃っています。

揚げもの

季節の野菜の天ぷらはとうもろこし。

刺身の次は旬の天ぷらを。訪れた時は夏でしたので、とうもろこしでした。甘味をたっぷり含んだ粒は、塩をつけることでさらにおいしさがアップ。
日本酒2

お次はにごり酒。揚げものと良く合う。

大将おすすめのうすにごり「杣の天狗」(滋賀県)と一緒に食べると、さらに箸が進みます。
鮎

鮎の焼き加減も絶妙。

魚も旬のもので、この日は鮎。こちらはシンプルに塩焼きに。鮎は焼き方のうまい下手で味が大きく変わるもの。かりっと焼けた皮、ふっくらとした身が料理人の腕の確かさを物語っていました。

リピーター率高し!腕の確かさを舌で実感して

エスカルゴ風

えびのエスカルゴ風が箸が進む一品。

これを食べなくちゃ「嵐まる」は語れないメニューがタコとエビのエスカルゴ風。ニンニクラバーにはたまらない一品です。魚介類のエキスが染みだしたオリーブオイルにパンをつけながら食べるのですが、一度食べると舌がしっかり記憶する味。塩気と魚介類の旨味があいまって、お酒とパンがどんどん進みます。リピーターも多く、これを目当てに来る客も少なくないのだとか。食べてみれば、その理由がわかります。

京都の中心地から離れているといっても、河原町からタクシーを飛ばせば10分程度。地下鉄の丸田町からも徒歩10分ほどです。「聖護院 嵐まる」でほんの少しだけディープな京都を存分に堪能してください。

聖護院 嵐まる
住所:京都府京都市左京区聖護院山王町28-58
電話番号:075-761-7738
営業時間:火曜~日曜17:30~1:00(ラストオーダー0:30)
月曜定休

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