秘訣3:“ありのままの相手”を受け止める
“ありのままの相手”を受け止める!
人は相手に理想を押し付け、自分の思い通りにしようとしがちです。でも、誰もがあなたのために生きているわけではありません。相手には相手の人生があります。
人は、自分を受け止めてくれる人のことは大事にするし、相手のことも受け止めようとします。
だから、“ありのままの自分”を受け止められたかったら、“ありのままの相手”も受け止められるような自分になることが重要なのです。
もちろん共に生きていくためには、お互いに勝手気ままなことばかりをしてはいられません。でも、パートナーの存在でやりたいことを邪魔されるようになると、相手は一緒にいるのが窮屈になってきます。誰にとっても、好奇心を持って行動することや、自分の可能性を試することは、“人生の喜び”だからです。その相手の喜びを奪ってはいけません。
もちろん“ありのままの相手”を受け止めることと、相手が間違った方向に進んでいるときに放っておくことは同じではありません。そんなときは、アドバイスをした方がいいでしょう。
ただ、結局人は、他の人に言われたところで、本人が内側からその答えにたどり着かないと理解しきれないこともあるものなんです。
そのためには時として、「失敗する」という経験が必要なこともあります。そうなったときこそ、きちんと手を差し伸べてあげられるかどうかで、関係や絆は変わってきます。
相手に理想を押し付ける人は、せっかくアドバイスをしたのに変わってくれない相手に幻滅してしまいがちです。
でも、それは本当に相手のためでしょうか?本当に愛情があれば、ただただ相手を信じて見守るというのも、時には大切なような気がしますよ?
それこそが、“ありのままの相手”を受け止めるということなのです。