サービス付き高齢者向け住宅、見学時の注目ポイントはどこか
サービス付き高齢者向け住宅に住み替える時は、必ず見学に行ってください。見学することで、今後心地良く生活ができるかどうか、日々の暮らしを想像しましょう。見学の時に、注意しておくべきポイントが幾つかあります。
建物の雰囲気
居心地良く住むことができるか、建物の雰囲気は大切です。長く住むことを意識して雰囲気を感じてください。
- 自然光があふれているか、インテリアのイメージ、お庭はどうか
高齢者を対象とした住まいは以前、暗く閉鎖的な建物も多かったのですが、現在では、光を取り入れ明るい建物が増えてきました。インテリアのイメージやお庭などの自然環境を含めて、快適に生活できる建物かを見てください。
玄関や食堂廊下などの共用部や、自身の住まいとなる居室の清掃具合を確認してください。細かいところまで清掃が行き届いているかで、その施設の日々のお手入れ具合もわかります。清潔であることは免疫力が下がっている高齢者の住まいではどうしても必要なことです。
高齢者の住まいの問題点のひとつに、臭気があります。汚物を処理する為ですが、最近では空調機の改良や匂いを考慮した間取りにより、全く感じ無くなってきています。だからこそ、匂いがこもっていないかは要チェックです。
入居者の出入りが多いのか、少ないのか
人気のサービス付き高齢者向け住宅は、当然入居率が高くなっています。開設して間もない場合は別ですが、複数年経っていても入居率が70%以下など低い場合は、何か理由があるのかも知れません。また入居率が低い場合、サービス付き高齢者向け住宅が賃貸事業として成りたたなくなる可能性が有り、その点においても心配材料になります。
入居者の出入りが多いかも、良いサービス付き高齢者向け住宅なのかどうかの指標のひとつです。年間の入居者数・退去者数、特に生前に解約して退去した方の人数を聞いておきたいところです。
次のページでは、スタッフや入居者の雰囲気について説明しています。