中国から技術を学ぶ
自社で糸の染色もしているため、微妙な色合いが可能となった
オリエンタルカーペット社の歴史は古く、昭和10年に中国から7名の緞通(だんつう※)技術者を招き、技術を習得して開業したことから始まりました。
※緞通(だんつう)=手織りの重厚な絨毯のこと。
思い出を織画に
【写真5】愛犬の生き生きとした姿を残してみませんか?
例えば、ペットのワンちゃんやご家族が残した「書」なども織画に残すことができます。写真などを元にデザイン画を作り、必要な色を自社染色工場で染め上げます。異なった色を組み合わせて色の濃淡を出していきますので、【写真5】のように生き生きと、本物そっくりな仕上がりとなります。
伝統的な文様のじゅうたん
古典ラインのひとつ「桜花図」の一部
このような伝統的なモチーフのじゅうたんは「古典ライン」と呼ばれています。前ページでご紹介した二人のデザイナーによる「デザイナーライン」と色のグラデーションで空を表現した「現代ライン」とあわせ、この3シリーズで全国展開していくとのことです。
これらのじゅうたんの実物は大手家具メーカーの大塚家具などでも見ることができます。
参考価格
注文を受けてから一点一点手作業で製作する
一点一点職人さんの手作りのため量産に向かず、お値段は高めとなってしまいます。しかし、実物を拝見し、丁寧につくられた品のある美しいじゅうたんを、私もいつか購入したいと思いました。値段の分の価値に見合うものが、きっとあるはずです。
個性的なじゅうたんで、住まいに彩(いろどり)を添えませんか。この秋にも各地で展示会が開催されるようですので、興味を持たれた方は、ぜひ一度実物を見に足を運んでみてください。
【関連サイト】
オリエンタルカーペット株式会社
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