独立したきっかけは…

取材

取材を受けている風景

FP中田成雄さんが独立したのは2005年2月。当時は、マニュライフ生命の営業職員でした。
独立のきっかけは、東京海上日動あんしん生命から「支援金を出すので専属代理店として独立しないか」と誘われたことです。

月間の成約件数が徐々に伸び、二ケタ成約を続けられるようになりましたが、ネット上の保険相談における経験、そして他社商品と比較しているうち、「これからは複数社を取り扱えないと生き残れない」と感じたため、友人を通じ乗合代理店の株式会社IFAを紹介してもらい、その傘下に入り、現在に至ります。メールでの相談が多いため、お客様は全国に散らばっています。

マニュライフ生命に入る前までの職歴・経歴をかいつまむと……。
初めて就いた会社では、機械に関する取扱説明書のイラストレーターで、数字ばかりの図面を疑似的な3次元図に起こし「見える化」する仕事で、保険でも数字を「見える化」する点に生きています。

イラストから徐々に文章を作るテクニカルライターへ移行。このテクニカルライターの経験が、現在の「商品説明」に生きていると思います。

その後、取引先が相次ぎ倒産した影響もあり、秋葉原にあったパソコンショップへ転職。パソコンの組立や販売に携わりながら知識を深め、同店の倒産を機に外資系パソコンメーカーのユーザーサポートへ移ります。

実績が残ったところで、知人から不動産営業を紹介され、転職。
当初は金融機関などの店舗開発を下請、次いでマンション販売の傍ら住宅ローン相談や引渡管理を担当。時にはお客様のニーズに合わせた間取り変更の相談や、マンションギャラリーの企画も担当、その後は仲介営業も経験しました。
ここで身に着けたのはニーズを把握することの大切さです。

お客様が金融機関から提案されたローンプランの見直しで、頭金に充当する予定だった銀行預金を、一時財形に移し替え、財形住宅融資を利用することで、同じお支払いのまま購入予定を2LDKから3LDKのお部屋に変更できた際は大変喜ばれ、今だに記憶が薄れることはありません。

その後生保へ移りますが、複数の業種を見てくると、生保業界のガラパゴス状態がわかります。
それをブログで取り上げ、または保険相談サイトで書込むうち、東京神田で開かれていたセミナーに呼ばれ、他業種から見た保険業界の問題点など意見交換するうち「保険情報(保険社発行)」の編集者の目に留まり、1年半の間、月1本のペースで記事が掲載されました。

生保業界では、前述の2社を見ながら他社の証券分析を行っていると、1社専属では先行き難しいと思い、それまで知人に紹介していた損保も扱える方が良いと思うようになり、現在に至ります。

また、医療保険やがん保険を扱うには、多少なりとも医療系の知識が有った方がいいと考え、各部位のがんや生活習慣病を中心に年間6回以上(過去最多は14回)の市民講座等を受講しています。

FP中田成雄さんのある一日に迫る

さて、中田成雄さんの普段の一日における仕事内容をお聞きしたところ、下記のようなスケジュールとのこと。

午前7時30分 起床、ベッドサイドでパソコンを立ち上げメールチェック、問い合わせの返信をしながら朝食
午前8時30分 事務所へ移動
午前10時 事務所にて取材打ち合わせ
午前11時 資料作成
午後0時30分 お客様に連絡
午後1時 昼食
午後2時 メールチェック、返信
午後3時 お客様宅へ向かい移動。移動中にニュースをチェック
午後4時 お客様宅でプレゼンテーション。宅建やFP(2級)取得時の苦労話など雑談を交て
午後18時 お客様宅を後に直帰。途中で夕食の買い物
午後21時 帰宅し、シャワーののちに夕食
午後22時 ニュースサイトないしテレビを見つつ、ツイッターで時事ネタを呟く。SNSで反応があるので、返信する傍ら、夜のメールチェック
午前1時 就寝

最近はフェイスブックなどSNS経由の問合わせもあるので、メール以外もチェックしなければならず、以前より時間がかかっているようです。

今回の取材を通じて分かったこと

なお、中田さんは今後FP相談に力を入れていきたいとのこと。現在でも相談においては、テクニカルライターやパソコンのユーザーサポートをやった経験を活かし、説明に時間を要しても、業界・専門用語を極力排除することに注意を払っているとのこと。

保険相談においては何よりも、ちょっとしたアイディアで、保険料のご負担を数パーセント削れるケースがあるため、ニーズを把握し、保険提案の理想とされる「必要な保障を、必要なだけ、最適な形で」となるよう気を付けているということでした。

様々な業種で働いた経験を活かす、中田さんはバラエティに富んだ実務派FPといえるでしょう。
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