東急ハーヴェストクラブ…25施設目は由緒ある京都洛北の地
「そうだ、京都に行こう!」のキャッチフレーズのごとく、9月25日夕刻、新幹線で京都に到着。東急ハーヴェストクラブの25施設目として誕生した「京都鷹峯&VIALA」を目指します。
京都駅から地下鉄に乗って北大路駅で下車、そこから市バスに乗り換えて約20分。すっかり日が暮れて街の様子はわかりませんが、土天井町の停留所を降りる手前でライトアップされた同施設が見えました。道路からエントランスまでは両サイドに和風の明かりが灯り、ゆったりいざなってくれます。エントランス前には青白く光る卵型の大きなオブジェ。あとでわかったのですが、これは「月」のイメージなのだとか。
さて中に入りましょう。ロビーは広々と用意されており、天井部分には欄間がめぐらされ、床は御影石、ついたてに庵治石を多用した格調高い空間がひろがります。欄間は京町屋の和の雰囲気を演出。
このロビーは、ペニンシュラ東京のロビーデザインを手掛けた橋本夕紀夫デザイン スタジオによるものだそう。チェックインする際のフロントの天板はイチョウの木だそうで、自然素材のひとつひとつにこだわりが感じられます。
共用施設の細部には京都を意識したこだわりの意匠
本館につながるスロープカーの南館の待合スペース。囲炉裏風で落ち着いた雰囲気
建物は本館と南館の2棟構成です。南館は本館より16メートルほど低い位置にあり、そこへの移動はエレベーターです。通常のエレベーターかと思いきや、ドアが開くと朱色の漆塗りベンチに西陣織のクッション付きというあでやかな空間。しかもこの景色が見えるスロープカーです!
意表をつく仕掛けで、ゆるゆる約40秒で南館2階に到着しました。そのホールには大きな囲炉裏のようなベンチが置かれた待合スペース。外の景色を眺めながら、腰かけて待つ時間も楽しめます。またこのフロアにはライブラリーやキッズスペース、アウトドアには足湯コーナーもありました。