アヴィニョン/フランス

アヴィニョン

今でも堂々と佇む法王庁宮殿

14世紀に一時的に法王庁があったことで知られる南仏プロヴァンスの都市アヴィニョン。プロヴァンス地方の北の交通の拠点となっており、ここから小さな村が点在するリュベロン地方へアクセスできます。有名なワインのドメインであるコート・デュ・ローヌの中心地で、比較的飲みやすいワインが見つかるのも嬉しいところ。旧市街と高い建物が連なるメインストリートの両方が楽しめ、ちょっぴりセレブな空気を感じる南仏の都会といった印象があります。

アヴィニョンってどんな街?

アヴィニョン

高い建物が多く少しセレブな街

アヴィニョンは、南仏プロヴァンス地方の北の中心都市で、プロヴァンスの中でも人気の高い鷲の巣村が集まるリュベロン地方への拠点にもなっています。世界史では「教皇のバビロン捕囚(アヴィニョン捕囚)」により14世紀に教皇の座が移され、法王庁があった場所としても知られています。

同じ南仏プロヴァンスの都市アルルやエクサンプロヴァンスと比べると、高い建物が多く都会的な印象があります。南仏の特徴である温暖な気候が快適で、町の西側にはローヌ川が流れ、この地方のワインのドメイン、コート・ド・ローヌの中心地とされています。

アヴィニョンへの行き方

アヴィニョン

パリからアヴィニョンへはTGVで約3時間半

パリからアルヴィニョンへはTGVで行くのが最も簡単で安く、南仏方面の列車が発着するパリ・リヨン駅から直通で約3時間半で着きます。

チケットはsncfの予約サイトで英語かフランス語で予約するか、日本語ならレイルヨーロッパで予約することができます。もちろん当日空席があれば、現地の駅にある券売機や窓口で直接購入することも可能です。パリ市内ならリヨン駅、北駅、東駅、サンラザール駅、モンパルナス駅などの主要駅やsncfのブティックで買うことができます。

アヴィニョンの駅は2つあり、街中に近いアヴィニョン・サントル駅は旧市街の南にあり、法王庁宮殿まで徒歩約15分ほど。もう1つのアヴィニョンTGV駅はその名の通りTGV専門の駅であり、アヴィニョン・サントル駅からバスで10分ほど行った所にあります。チケットにどちらの駅に発着するかが明記してあるので、必ず確認しましょう。

パリからユーロラインというバスで行く方法もありますが、所要時間が10時間以上と長く、TGVと料金はそれほど変わらないのであまりおすすめできません。

アヴィニョンの見どころ1 法王庁宮殿

アヴィニョン

美しくて華やかな法王庁宮殿の中庭

アヴィニョン最大の見どころといえば、やはり法王庁宮殿です。1334年から1352年の間、一時的に法王庁がローマからアヴィニョンに移され、教皇の住まいとして使われました。

全体面積15,000平米とヨーロッパ最大のゴシック様式の建造物で、世界遺産に登録されています。内部は25カ所に分かれ、住居、礼拝堂、回廊とそれぞれに見どころがあり、日本語のオーディオガイドで説明を聞きながらまわることができます。

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法王庁宮殿 Palais des Papes
住所:Place du Palais des Papes 84000 Avignon
電話:04 32 74 32 74
時間:9:00~19:00(4~6、9・10月)、9:30~17:45(11~2月)、10:00~18:30(3月)、9:00~20:00(7月)、9:00~20:30(8月)
無休
料金:11ユーロ(サン・ベネゼ橋とセットで13.5ユーロ)
アクセス:アヴィニョン・サントル駅より徒歩20分

アヴィニョンの見どころ2 サン・ベネゼ橋

アヴィニョン

童謡に出てくるサン・ベネゼ橋は礼拝堂を併設している (c) YOSHIHIRO TAKADA/a.collectionRF/amanaimages

法王庁宮殿から南に行くと現れる、ローヌ川の途中まで架かるちょっと変わった形の橋がサン・ベネゼ橋です。フランス民謡「アヴィニョン橋の上で」の橋としても世界中に知られており、法王庁宮殿と同様世界遺産に登録されています。橋の途中には、神のお告げで橋の建設を始めたという羊飼いの聖ベネゼを祀ったサン・ニコラ礼拝堂が残されています。

12世紀に建設され、22のアーチから成る美しい橋でしたが、取り壊されたり洪水の被害に遭ったりなどして17世紀にはとうとう修復が放棄され対岸に渡れない橋となってしまいました。が、2012年に3D技術を使った最先端の修復方法による改修工事が決定。対岸まで架かるサン・ベネゼ橋、楽しみですね。

<DATA>
サン・ベネゼ橋 Pont Saint Benezet
住所:Boulevard de la Ligne 84000 Avignon
電話:04 32 74 32 74
時間:9:00~11:30/14:00~17:30(3・4・10月)、9:00~18:00(5月~9月)、10:00~11:30/14:00~16:30(11月~2月)
料金:5ユーロ(法王庁宮殿とセットで13.5ユーロ)
無休
アクセス:アヴィニョン・サントル駅より徒歩20分

アヴィニョンの見どころ3 ドン公園

アヴィニョン

ドン公園から眺めるアヴィニョンの旧市街

法王庁宮殿とサン・ベネゼ橋の間に位置するドン公園。鴨や白鳥が佇む池や植物に恵まれた広い公園は、市民の憩いの場として親しまれています。高台まで上るとビューポイントとなっていて、アヴィニョンの旧市街やローヌ川、晴れた時はヴェントゥー山まで眺めることができます。

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ドン公園 Le Jardin des Dons
住所:Place du Palais 84000 Avignon
電話:04 90 87 66 55
時間:7:30~17:30(1・12月)、~18:00(2・11月)、~18:30(10月)、~19:00(3月)、~20:00(4・5・9月)、~21:00(7・8月)
無休・無料
アクセス:アヴィニョン・サントル駅より徒歩20分

アヴィニョンのイベント

アヴィニョン最大のイベントといえば、7月に約1ヶ月間行われるアヴィニョン祭という名の世界で最も古い演劇祭です。招待されたアーティストが上演する「イン」と有志による自主公演「オフ」とがあり、世界中から600の団体のアーティストが集結し、規模も大小さまざま。フェスティバルの期間は法王庁宮殿の庭をはじめ街中の100カ所以上で舞台が設置され、演劇を始め音楽、ダンスなどあらゆる舞台芸術を楽しむことができます。

アヴィニョンの演劇祭HP

アヴィニョンで買うお土産

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コート・デュ・ローヌはぜひ試したい

南仏ならではの原色を用いた大胆なデザインの陶器やファブリックは帰ってからも使えるお土産として活躍してくれます。その他、ラベンダーのサシェやサボンドマルセイユ、オリーブオイルなど南仏の名産品が集まっています。飲みやすいと評判のコート・ド・ローヌの中心地でもあるので、ワインをお土産に買っていくのもいいかもしれません。

アヴィニョン観光局HP
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